「アザールが抜けたのは大きいけど…」チェルシーCBダビド・ルイスが川崎戦を前にチームの現状を吐露

2019年07月19日 熊介子(サッカーダイジェストWeb編集部)

「彼の下でプレーできるのは幸せ」

練習後、ファンサービスをしていたチェルシーの面々。なかでもD・ルイスはひときわ大きな声援を浴びていた。 写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 プレミアリーグの強豪チェルシーは、19日に川崎フロンターレと対戦する。18日には横浜市内で公開練習を行なった。平日にもかかわらず1500人以上のファンが集まり、選手たちに声援を送った。

 とりわけに注目されていたのが、マウリシオ・サッリの後を継いで新監督に就任したフランク・ランパードだ。選手たちよりも早くピッチに登場したクラブのレジェンドは、ファンから大きな歓声を送られた。

 ウォーミングアップからミニゲームまで1時間半のメニューを消化するなか、新指揮官は時折選手たちに混じってボールを蹴る姿もみせている。

 練習後、ベテランCBダビド・ルイスは、ランパード新監督体制に変わったチームの現状について、こうコメントした。

「(個人的に)調子はいいし、ここでプレーできるのはとてもうれしいね。プレシーズンだから、コンディションは万全とはいかないが、試合はベストを尽くすよ。

 今季はタフなシーズンになることは間違いない。たしかに、アザールが抜けたのは大きいけど、今回のツアーには若い選手たちも参加していて、自分のスキルを発揮するために一生懸命やっている。彼らには未来があるし、チームのこれからを担っていく存在だ。シーズンが始まるまで競争は続くだろう。

 ランパード監督はグレートだよ。コーチとして戻ってきてくれてうれしい。偉大な友人でもあるし、彼の下でプレーできるのは幸せだ」

 ミニゲームでは、本番さながらの気迫の守備を見せていたD・ルイス。32歳となったが、今シーズンもチェルシーの最終ラインをまとめ上げるのは、この男をおいて他にいないだろう。

取材・文●熊 介子(サッカーダイジェストWeb編集部)
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