ミラン、冬の補強に向けて鍵を握るのはパッツィーニの去就

2014年11月11日 ジャンルカ・ディ・マルツィオ

アジアカップで離脱が濃厚の本田の穴を埋めるのが最大の課題。

フェルナンド・トーレスの到来によってますます出場機会が減少したパッツィーニ(背番号11)。この生粋のCFに注目しているクラブは少なくない。 (C) Getty Images

 ミランのフィリッポ・インザーギ監督はグループを固めつつあるが、完成までにはまだいくつかのピースが必要であり、冬の戦力補強は必至と思われる。
 
 そんなミランについて、ここ何週間かは「ジャンパオロ・パッツィーニ問題」がマスコミを賑わせてきた。インザーギ監督が今後もこのストライカーをベンチに置いておく意向ならば、契約満了を迎える今シーズン末にフリーで手放すよりも、冬のメルカートで売却、あるいは補強の交換要員という形で放出することを考えるかもしれない。
 
 例えば、やはり来夏リバプールとの契約満了を迎えるMFスソとの交換はひとつの解決策だ。来年1月には本田圭佑がアジアカップでチームを長期離脱することになると思われるため、いずれにしてもその穴埋めは必要だからだ。
 
 もうひとつの補強ポイントは左SB。インザーギ監督はパブロ・アルメロを評価しておらず、マッティア・デ・シリオのバックアップはダニエレ・ボネーラが務めている状況だ。ここには、レオネル・バンジョーニ(リーベルプレート)の名前が候補に挙がっている。
 
文:ジャンルカ・ディ・マルツィオ
翻訳:片野道郎
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