昨シーズンはオーストラリアのAリーグ、メルボルン・ヴィクトリーでプレーし、現在はフリーの本田圭佑。週明けからオランダ１部の古巣VVVの練習に参加することが、現地時間７月13日に発表された。

　VVVの公式サイトから発表された内容はこうだ。

「来週の月曜日から、ケイスケ・ホンダはチームとともに一時的にトレーニングに参加する。ケイスケとVVVは長年にわたって非常に良好な関係を維持している。彼から一定の期間だけ練習に参加したいという申し出があったとき、我々はポジティブにそれを受け入れる決断をした。

　ケイスケは我々にとって、スポーツにおいてのみならず、商業、マネーの面で非常に大きな役割を果たしてくれた。我々は両手を広げて彼を歓迎する」

　また、トレーニングの一部は公開で行なう予定ということも発表された。突然のことに地元サポーターはビックリした様子だが、「お帰り！」、「今すぐに（契約の）サインすべき」、「１年間の契約書の用意を」と古巣への帰還を歓迎している様子だ。

　また、オランダの全国紙『Algemeen Dagblad』も「VVVにおける史上最高の男のひとりが戻ってくる！」とこのニュースを速報で伝えた。

「ケイスケ・ホンダは一時的な"住み家"にVVVを選んだ。2008～10年にこのクラブに所属した日本のスターは、当時からものすごいインパクトを与える活躍をした。そして、約900万ユーロ（約11億2500万円）でCSKAモスクワに売却された。その後はミラン、パチューカとメルボルン・ヴィクトリーを渡り歩き、33歳を迎えた今、古巣に戻ってくる。これはVVVにとって絶好のチャンスということか？」

　あくまでトレーニングに参加という話だが、オランダ国内は"帰還"に騒然としている。果たして、新天地はオランダとなるのか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部