「クボはメッシというよりシルバ」辛口のスペイン人記者が久保建英に太鼓判!鮮烈に印象に残ったのは…

2019年07月13日 サッカーダイジェストWeb編集部

自己主張が強く、パーソナリティーもある

辛口記者から太鼓判を押された久保。今シーズン中のトップデビューも夢ではないかもしれない。(C)Getty Images

 レアル・マドリーのカスティージャ(Bチーム)に加入した久保建英は、トップチームに混じってカナダ・モントリオールでのキャンプに参加中だ。世界最高峰のクラブでの挑戦が始まった18歳に、日本だけでなくスペインのメディアからも大きな注目が集まっている。

 指導者経験に基づいた理論に定評があり、マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督とも親交が深いスペイン人記者、ヘスス・スアレス氏は、久保をどう見ているのだろうか。

『ワールドサッカーダイジェスト』誌のコラム(7月4日発売号)のなかで、次のように印象を語っている。
 
「まだ14歳だった頃の久保(当時はバルセロナの下部組織に所属)を、私はこの目で見ている。俊敏で技術が高く、ボールを持てばみずから仕掛け、左利きの特長の生かし方も知っていて、賢さもあった。なにより、日本人とは思えないほどに自己主張が強く、戦うパーソナリティーもうかがえた。

"日本のメッシ"と言われていたが、メッシよりも元スペイン代表のダビド・シルバに近いというのが、最初に抱いた印象だ。爆発的なスピードこそないものの、トップスピードの中でも高い技術が使えて、どのポジションにも適応できる知性を感じさせた」

 さらに、スアレス記者は、「鮮烈に印象に残っているのは、シュートの上手さ」と言い、「GKと対峙したとき、常に逆をついていた」と評価。FC東京や日本代表でのプレーダイジェストを見る限り、その印象は大きく変わっていないという。

「個の能力をベースとした堅守速攻のスタイルが定着しつつあるマドリーよりも、バルサに来るべきだった」と前置きしつつ、「ラ・リーガで十分に通用する」と太鼓判を押したスアレス氏。辛口で知られる敏腕記者も、久保の実力を認めているようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 

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