「10番は父のものだ!」ナポリ加入が迫るハメスに“レジェンド”マラドーナの息子が物申す!

2019年07月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

「ハメスがナポリに来るのは夢」

ナポリ移籍が秒読みとも言われるハメス。恩師アンチェロッティの下で三たびプレーするのか。(C)Getty Images

 熱狂的なナポリのサポーターは、期待に胸を膨らませている。クラブがレアル・マドリーからハメス・ロドリゲスを獲得しようとしているからだ。

 実現すれば、カルロ・アンチェロッティ監督がマドリーやバイエルンで指導したコロンビア代表が、ユベントスの支配に終止符を打つことを願うナポリの大きな力となるのは間違いない。

 ナポリの永遠のスター、ディエゴ・マラドーナの息子も、ハメスが加わる日を指折り数えているようだ。7月9日のスペイン紙『Marca』で、マラドーナJr.は「彼の写真に向かって、いつもナポリに来るように言っている」と明かしている。

「ハメスがナポリに来るのは夢だよ。クオリティーのある選手だ。あの左足はチームのレベルを高めるだろう。ナポリの街も両手を広げて歓迎するはずだ。最高のレベルを披露できると確信している」
 
 ただ、マラドーナJr.は、譲れないものがあると続けた。父親が纏っていた「10番」だ。

 ナポリはふたつのスクデット獲得の立役者となったマラドーナへの愛情と敬意から、背番号10を永久欠番としている。ハメスも各クラブやコロンビア代表で10番を背負ってきたが、マラドーナJr.は「大事なのは、新シーズンのナポリでハメスがプレーすることだ」としたうえで、「10番はアンタッチャブルだ」と述べた。

「あれは家族のプライベートな財産だ。10番は父の物だよ。(ゴンサロ・)イグアインや(ロレンツォ・)インシーニェにこの番号を渡すと噂が出たこともあった。でもNBAのように、永久欠番としたなら、再び使うことはできないようにすべきだ」

 もちろん、まずはナポリとマドリーが合意し、ハメスの移籍が実現するかを見てみなければいけない。取引が成立したら、10番の行方にも注目が集まりそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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