“汚職発言”で物議を醸すメッシが粋な行動! 故郷ロサリオでホームレスに食事や飲み物を提供

2019年07月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

「少しでも恩返しするために…」

コパ・アメリカでは、そのパフォーマンスが失望を買ったメッシ。故郷の人々への計らいが話題を呼んでいる。 (C) Getty Images

 サッカー界随一のスーパースターの粋な行動が脚光を浴びている。

 現地時間7月9日、アルゼンチン紙『Ole』をはじめとする複数メディアが伝えたところによれば、バルセロナに所属するリオネル・メッシが、自営するレストランにホームレスを招き、温かい食事と一時的に雨露をしのぐ場所を提供しているという。

 記事によると、企画を提案したのは、メッシがオーナーを務めている故郷ロサリオのレストラン『VIP』のスタッフたちだったという。現在、アルゼンチンは寒波に見舞われており、ホームレスたちの身を案じての発案だったようだ。

 メッシはこの要請を快く承諾。『VIP』のマネージャーであるアリエル・アルマダ氏は、「もう15日くらい続けているよ。毎晩19時から21時の間にスープやコーヒー、ソフトドリンク、ワインも提供している。多くの人がやってきて、とても有難がってくれた」とし、次のようにコメントしている。
「このアイデアは地元の人たちとの日々の話し合いで生まれたもので、我々がメッシとその家族に伝えると、提案を受け入れてくれた。ここ最近のロサリオはとても冷え込んでいるからやることにした。

 ここに(ロサリオ)何人のホームレスがいるのかは分からないし、どれほど続くかのかも分からない。おかげさまで我々のビジネスは拡大しているので、ロサリオに少しでも恩返しできればと思っている。最も助けを必要としている人たちを通じてね」

 幼少期に天賦の才を買われてバルセロナへ渡ったメッシだが、2017年7月に幼馴染のアントネラ・ロクソさんとロサリオで結婚式を挙げるなど、故郷への思い入れは人一倍だ。過去には、地元の名門ニューウェルスでのプレーを仄めかしたこともある。

 先のコパ・アメリカでは「レフェリーによる汚職が台無しにした」という辛辣な発言をし、世界的なバッシングを受けたメッシ。だが、故郷でのこの振る舞いには称賛の声が上がっている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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