「彼の未来はハンブルクにはない」伊藤達哉は東京五輪を目指し移籍志願か。地元紙が報道

2019年07月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

「小さなサムライはハンブルクを離れる寸前」

昨シーズンは公式戦20試合出場してノーゴールに終わった伊藤。シーズン後半はベンチ外が続いた。(C) Getty Images

 ドイツ2部のハンブルクに所属する伊藤達哉は、6月に日本代表としてトゥーロン国際大会とコパ・アメリカに参加したため、現在は休暇中という。

 新監督にディーター・ヘキングを迎えたハンブルクは、すでに始動。伊藤は1部昇格を目指す名門クラブに、来週にも合流する見込みだという。

 だが、現地メディア『ran』が報じるところによると、19-20シーズンは他クラブでのプレーを希望しているようだ。

 というのも、伊藤と同じサイドアタッカーはそれなりに戦力が充実しており、左はベーカリー・ジャッタとソニー・キッテル、右はカーレド・ナレイとハイロ・サンペリオがポジションを争っている状態だ。22歳の日本代表アタッカーの位置づけはその下となっており、焦りを隠せていないという。

 伊藤は来年に控えている東京オリンピックへの出場を熱望。五輪代表に選出されるためにも、クラブで確実な出場機会を得ることを第一に考え、移籍を志願しているという。

「ヘキングは伊藤を含めたチームの新しい姿を思い描こうとしている。だが、現時点ですでに両ウイングは激戦区である。彼がコンスタントな出場機会を求めるのであれば、それを可能にする唯一の方法は、移籍をすることだろう。クラブの状況と伊藤の希望を考えると、彼の未来はここには無いのではないか。小さなサムライはハンブルクを離れる寸前だ」(『ran』)

 これまで伊藤に対する具体的なオファーの噂はあがっていない。果たして、伊藤の希望する「出場機会を得られる」移籍先は見つかるのか。今後の動向が注目される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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