ヘディングでの得点以外にも決定機に絡む
最初の練習試合でいきなり決勝弾を決めた大迫。その出色の出来に指揮官を唸らせた。 (C) Getty Images
日本代表のエースが幸先の良いスタートを切った。
現在、2019-20シーズンの開幕に向けてオーストリアでプレシーズンキャンプを実施しているブレーメンは、現地時間7月7日にオーストリア2部のWSGワッテンズと練習試合を実施し、1-0で勝利した。
今シーズンの"初陣"となった一戦で鮮烈な輝きを放ったのが、日本代表FWの大迫勇也だ。25分×2本の形式で行なわれた試合の44分にヌリ・シャヒンが蹴ったボールを、ヘディングで合わせて決勝点を挙げたのだ。
相手DFと競り合いながら、当たり負けせずにニアサイドできっちりと合わせたゴール以外にも、幾度となく得点機を作り出した大迫のパフォーマンスには、地元紙『WAZ』も「後半はとくに傑出していた」と絶賛した。
上々の仕上がり具合を見せる日本代表FWに、ドイツ人指揮官のフロリアン・コーフェルトは満足したようだ。
大迫は、今年1月に行なわれたアジアカップで背中を痛めてから万全の調子ではなく、5月にはブレーメンが公式SNSで「6月のコパ・アメリカには出さない」と声明を発表するなど、異例の事態となっていた。
現在、2019-20シーズンの開幕に向けてオーストリアでプレシーズンキャンプを実施しているブレーメンは、現地時間7月7日にオーストリア2部のWSGワッテンズと練習試合を実施し、1-0で勝利した。
今シーズンの"初陣"となった一戦で鮮烈な輝きを放ったのが、日本代表FWの大迫勇也だ。25分×2本の形式で行なわれた試合の44分にヌリ・シャヒンが蹴ったボールを、ヘディングで合わせて決勝点を挙げたのだ。
相手DFと競り合いながら、当たり負けせずにニアサイドできっちりと合わせたゴール以外にも、幾度となく得点機を作り出した大迫のパフォーマンスには、地元紙『WAZ』も「後半はとくに傑出していた」と絶賛した。
上々の仕上がり具合を見せる日本代表FWに、ドイツ人指揮官のフロリアン・コーフェルトは満足したようだ。
大迫は、今年1月に行なわれたアジアカップで背中を痛めてから万全の調子ではなく、5月にはブレーメンが公式SNSで「6月のコパ・アメリカには出さない」と声明を発表するなど、異例の事態となっていた。
その頼みの点取り屋が万全の状態で合流したことについて、コーフェルト監督は、地元メディア『Die DeichStube』の取材に対し、「ユウヤのプレーはすごく力強かった。素晴らしい印象を受けている」と絶賛。さらに次のように続けた。
「彼が4週間のオフをしっかりと過ごしてきたことを明確に感じ取れた。ユウヤからは本当にフレッシュな印象を受けるね。肉体的にも新鮮だし、今年はブレーメンへの引っ越しや新しい街に馴染む必要がなく、メンタル的に他のことに縛られることもないだろう。2年目の彼はさらに強くなるよ」
ブレーメンはドイツ代表FWのマックス・クルゼが今夏の移籍マーケットでトルコのフェネルバフチェへ退団したため、その穴埋めがチームの課題でもある。昨シーズンは右サイドなどでも大迫を起用したコーフェルトは、「本来、彼の強みは中央でのプレーにある」と、起用法について言及した。
「8番(インサイドハーフ)や10番(トップ下)、もしくはセンターフォワードとしてプレーするだろうね。彼はそこで間違いなく自分の居場所を見つけるはずだ。プレースピードも上がっているし、我々が何をしたいかも理解している。きっとチームが報われるはずだ」
状態の良さを結果で示した大迫は、この先もブンデスリーガの幕開けに向けて調子を維持できるだろうか。なお、ブレーメンは本拠地での開幕戦でデュッセルドルフと対戦する。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部