「我々のプロジェクトに入らない」インテルがイカルディとナインゴランに非情の戦力外通告!

2019年07月07日 サッカーダイジェストWeb編集部

「本人たちにも伝えた」

戦力外となったイカルディ(左)とナインゴラン(右)。新天地はどこに?(C)Getty Images

 アントニオ・コンテ監督が新たに就任したインテルは、大改革に乗り出そうとしている。

 昨夏、王者ユベントスに挑むインテルを牽引するのは、キャプテンでエースのマウロ・イカルディと、ルチアーノ・スパレッティ前監督の希望で加入したMFラジャ・ナインゴランとみられていた。

 だが、イカルディはシーズン中にキャプテンマークを剥奪されてクラブと対立。ナインゴランも浮き沈みあるパフォーマンスやピッチ外の問題など、サポーターの心を掴むことができなかった。
 
 そして今夏、インテルは両選手を売りに出すことを決めた。以前から報じられていたが、衛星放送『Sky Sport』のインタビューで、ジュゼッペ・マロッタCEOが公に認めている。

 7日に放送予定のインタビューの一部を6日にSky Sportが伝えたところによると、マロッタCEOは「彼らのプロとしての価値や契約を尊重したうえで、我々は本人たちに伝えた。クラブの立場を説明したんだ。最も大切な要素だと思う」と述べた。

「ふたりとも素晴らしい才能を持つ最高の選手たちだ。だが、タレントだけで試合に勝つことができても、優勝するにはチームの力が必要となる。その結果、彼らは我々のプロジェクトに入らないこととなった。敬意を払ったうえで、明確に言っておく」

 イカルディと妻で代理人のワンダ・ナラは、残留希望を強調しており、プレシーズンでのパフォーマンスでコンテ監督の考えを変えるつもりだと言われている。

 マロッタCEOは「イカルディを売りに出すということと、契約を守るのは別物だ。労働協定で選手たちはいずれにしても練習に向かわなければいけない」と、現状でイカルディがトレーニングに参加することを示唆したうえで、コンテ監督の考えを代弁した。

「そのうえで、ピッチに送り出すメンバーを選ぶ権利は監督にある」

 ユベントスやナポリからの関心が噂されるイカルディと、中国移籍を拒んだと報じられるナインゴラン。公に戦力外を通告されたふたりは、この夏どのような決断を下すのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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