ミランがR・マドリーからテオ獲得を発表! 名手マルディーニの「口説き」で争奪戦を制す

2019年07月07日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

インテルやナポリも興味を示していたが…。

テオ(右)はマルディーニ(左)の勧誘でミラン移籍を決めた。(C)Getty Images

 現地時間7月6日にミランは、R・マドリーからフランスU-21代表DFのテオ・エルナンデズを獲得したことを発表した。2024年6月までの5年契約で、『スカイ・イタリア』などによれば移籍金は2000万ユーロ(約25億円)だという。

 現在21歳のテオは、兄リュカ・エルナンデズ(今夏にバイエルン移籍)とともにA・マドリーの下部組織で育つ。16-17シーズンにレンタル先のアラベスで台頭し、17年夏にはR・マドリーと契約。18-19シーズンはローンでレアル・ソシエダに所属していた。

 今夏はインテルやナポリ、レバークーゼンなども興味を示し、条件面ではいずれもミランよりも上だったという。しかし、ミランはテクニカルディレクターを務めるパオロ・マルディーニが本人を説得。左SBではサッカー史上屈指の名手の直接勧誘にテオも心動かされ、ミランが争奪戦を制することになった。

 テオはスピードとパワーを兼備し、テクニックも安定している超攻撃的な左SBで、プレースタイルは左SB時代のガレス・ベイルを彷彿。ここまでクラブレベルでは公式戦100試合で5ゴール・10アシストを記録している。ミランのマルコ・ジャンパオロ新監督は、SBにビルドアップとオーバーラップを求めるだけに、テオは打って付けだ。

 今夏最初の新戦力の加入で、ミランの左SBはテオ、リカルド・ロドリゲス、ディエゴ・ラクサール、イバン・ストゥリニッチと飽和状態に。メルカートが閉まるまでに2人は放出されることになりそうだ。

構成:ワールドサッカーダイジェスト編集部
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