5日にチャンピオンズ・リーグのアヤックス対バルセロナが行なわれたアムステルダム・アレナには、ナポリのスカウトの姿があった。
 
　ターゲットはアヤックスの右SB、リカルド・ファン・ライン。ナポリは、ファン・カミーロ・スニガの長期離脱もあって左SBの補強を検討しているが、そこにファン・ラインの代理人を務めるセーレン・レアビー（現在ナポリでプレーするベルギー代表ドリース・メルテンスの代理人でもある）から売り込みがあり、クラブのスカウトがチェックに向かったという経緯だ。
 
　23歳のファン・ラインは右サイドが本職だが、レアビー代理人は左サイドにも十分対応できるとアピールしている。タイプ的には攻撃よりも守備の局面に強く、CBでもプレーできる戦術感覚とフィジカル能力を備えている。
 
　ナポリはこの万能SBを獲得リストの一角に加え、今後もウォッチングを続けていく意向だ。
 
文：ジャンルカ・ディ・マルツィオ
翻訳：片野道郎