Jリーグが『稲本潤一が選ぶ自身のJ歴代ゴールTOP10』を紹介!1位は記念すべきプロ初ゴール

2019年07月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

トップ3はすべてG大阪での得点に

1997年のJデビューからの22年。Jリーグでの全得点のなかから稲本が選んだトップ10とは…。写真:田中研治

 7月5日、Jリーグが公式サイトに「稲本潤一が選ぶ自身のJリーグ歴代ゴールTOP10」と題し、ゴールシーンの動画とともにインタビュー記事を掲載した。
 
 この企画は、稲本潤一のプロ生活22年間で、Jリーグで決めた得点の中から、自身の記憶に残るゴール、トップ10を選んでもらうというもの。稲本は1997年にG大阪の下部組織からトップチームへ昇格を果たし、当時の最年少記録となる17歳6か月でJリーグデビュー。それからG大阪での地位を不動のものとすると、2001年にはアーセナルへレンタル移籍し、その後はガラタサライ、フランクフルトなどを渡り歩き、2010年に日本へ復帰。川崎、札幌と活躍の場を移し、今シーズンからはJ3の相模原でプレーしている。
 
 そんな豊富な経験を持つ稲本が3位に挙げたゴールは、1998年の第12節 G大阪と平塚の試合。センターライン近くでボールを受けると、寄せてきた相手DFを引きはがし、ペナルティーエリア手前まで持ち上がると右足一閃。グラウンダーのボールをサイドネットに突き刺した。
 
 2位はアーセナルへの移籍前、G大阪での最後のゴールとなった2001年のFC東京戦。ペナルティーアーク付近で味方とのワンツーから、最後は落ち着いて流し込んだ。試合終了後には対戦相手のFC東京のファンに「アーセナルに行っても頑張れよ」と声をかけられたことが記憶に残っているという。
 
 そして稲本が第1位に選んだのは、Jリーグ初ゴールを決めた記念すべき試合、1997年の清水戦だ。エムボマからパスを受けたクルプニがゴール前に走り込んでいた稲本に浮き球のパス。これをトラップして角度のないところから右足を振り抜き、逆サイドのネットを揺らした。この得点シーンに稲本は、トラップミスをしたことであまり納得のいく得点ではなかったと振り返る。しかし17歳という若さで決めたこのプロ初ゴールが、やはり一番印象深いようだ。
 
 9月で40歳を迎える稲本は、J3初挑戦となった相模原で今季いまだ3試合の出場のみだが、1得点を挙げている。日本のサッカー史に名を残すレジェンドのプレーにこれからも注目したい。
 
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 

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