「レディの誘いを断るなんて…」ブッフォンのユベントス復帰理由が男前すぎる!

2019年07月05日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

プレミアリーグなどからも誘いがあったが。

ユベントスに復帰したブッフォンと、ユベントスTVのレポーターを務めるラウラ・バリアレスさん。(C)Getty Images

 ユベントスに熱い男が帰ってきた。現地時間7月4日、元イタリア代表GKのジャンルイジ・ブッフォンと2020年6月30日までの1年契約を結んだことを正式に発表したのだ。
 
 2018年夏に17シーズンに渡ってプレーしたユベントスを退団し、パリ・サンジェルマンに移籍したカリスマ守護神が1年で復帰。トリノの街は沸いている。
 
 パリSGとは契約切れだったため、ユーベ再加入はいわゆるフリートランスファーとなったが、すでに41歳とはいえサッカー史上屈指とも謳われる名守護神。これまで古巣パルマ、ポルト、リーズなどの関心が伝えられてきたが、実際に他クラブからのコンタクトも絶えなかったようだ。代理人のシルバーノ・マルティナは『デイリー・メール』紙でこう語っている。
 
「ブッフォンには、プレミアリーグや他の国のビッグクラブからオファーが殺到した。名前を公表するのは控える。新天地選びで重要だったのは心だ。カネではない。ユベントスとトリノは彼の家だからね。家族のためでもあった」
 
 今夏のユベントスはマウリツィオ・サッリ新監督の下で大型補強に動く予定で、クラブとブッフォンの悲願であるCL制覇が見込める陣容が完成しそう。さらにこの古巣ならば、パオロ・マルディーニが持つセリエA最多出場記録(647試合)の更新も視野に入る。実際、あと8試合でレコード更新のため、ユベントスとの契約には最低保証試合数が盛り込まれているとも報じられている。それらはもちろん大きな理由だろう。
 
 とはいえブッフォンを突き動かしたのは、やはり古巣への愛情だろう。当の本人は『ツイッター』にこう書き込んでいる。
 
「レディからの誘いを断ることなんてできない。だから戻ってきた。ここはマイホームだしね」
 
 もちろん女性から誘われて戻ってわけではない。ユベントスには「ヴェッキア・シニョーラ(老貴婦人)」という愛称があり、ブッフォンはそれをもじったのだろう。
 
 いかにもイタリアの伊達男らしい、シャレの利いた熱いコメントだった。
 
構成:ワールドサッカーダイジェスト編集部

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