ホンジュラス、豪州との2連戦に臨む日本代表メンバー23人の近況レポート|国内組編

2014年11月06日 週刊サッカーダイジェスト編集部

好調の浦和、G大阪を支える守護神たち

安定したパフォーマンスで好調のG大阪を支える東口。正確なスローイングでカウンターの起点にもなる。(C) SOCCER DIGEST

 11月14日にホンジュラス、同18日にオーストラリアとのテストマッチに臨む日本代表のメンバー23人が5日に発表された。内田、遠藤、今野がブラジル・ワールドカップ以来の招集となったほか、GK東口、FW豊田、乾がアギーレ体制で初めて招集された。さらに新たなメンバーを加えた日本代表はどんなサッカーを見せるだろうか。選出されたメンバーのうち、ここでは国内組の14人の状態をチェックする。
※今季成績はJ1・31節終了現在、平均採点は『週刊サッカーダイジェスト』によるもの
 
【日本代表photo】ホンジュラス、豪州戦に臨むメンバー23
 
GK
東口順昭(G大阪)
 
今季成績:31試合・30失点
平均採点:5.95(GK部門4位)
 
 リーグ中断明けは安定したパフォーマンスを披露し、G大阪の快進撃を最後尾から支えている。特筆すべきはシュートへの素早い反応とクロスへの冷静な対応だ。飛び出すタイミングが絶妙で、一見すると派手さはないものの、ミスの少ないプレーでチームメイトに安心感を与えている。
 
 足下の技術は西川(浦和)に及ばないが、攻撃の起点になる正確なスローイングを生かし、カウンターの起点としても機能。満を持しての代表復帰と言える。
 
GK
西川周作(浦和)
 
今季成績:31試合・27失点
平均採点:6.06(GK部門2位)
 
 優勝に王手を掛けた31節の横浜戦は、Jリーグ新記録となる今季16試合目の無失点勝利。ペースを握られた重苦しい展開のなか、齋藤との1対1や藤田のヘディングシュートをビッグセーブで凌ぎ、ゴールを守り切った。28節の仙台戦以降、裏を取られたり、キック精度にバラつきが出たり不安定さが目についたが、横浜戦ではしっかりと修正してきた。
 
 ボールコントロールの技術や矢のようなライナー性の縦パスは健在。GK陣のなかでは、カウンターの起点として最も機能できるはずだ。ここ数試合、川島が盤石の状態ではないだけに、一気に守護神の座を奪い取りたい。
 
DF
森重真人(FC東京)
 
今季成績:30試合・1得点
平均採点:5.98(DF部門4位)
 
 27節の仙台戦から連続失点中のチームで、集中力を欠いたプレーが少し目に付く。31節の名古屋戦ではクリアミスからオウンゴールをするなど、ここにきてコンディションが低下している印象もある。
 
 とはいえ、対人プレーでの処理は相変わらず安定。完全に振り切られるような場面はほとんどなく、代表戦士に相応しい当たりの強さを披露している。代表でも自分が柱になる──。そんな自覚が、今季後半戦からは色濃く表われている。

次ページブラジル戦での悔しさをバネにモチベーションを高める塩谷。

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