【J1展望】広島×C大阪|広島は好調・パトリックが先発か。セレッソは柿谷らに移籍の噂があるが…

2019年07月05日 サッカーダイジェスト編集部

広島――日本代表の大迫と松本泰がベンチスタートか。

故障者/広島=D・ヴィエイラ、E・サロモンソン、松本大 C大阪=都倉、ソウザ
出場停止/広島=なし C大阪=なし

J1リーグ18節
サンフレッチェ広島 - セレッソ大阪
7月6日(土)/19:00/エディオンスタジアム広島
 
サンフレッチェ広島
今季成績(16試合終了時):9位 勝点24 7勝3分6敗 20得点・12失点
 
【最新チーム事情】
●大迫と松本泰、ふたりの日本代表が先発を外れる可能性も。
●D・ヴィエイラが足の違和感で出場は難しい。
●公式戦3試合で4得点。パトリックが好調。先発の可能性も。

【担当記者の視点】 
 大迫と松本泰が南米から戻ってきても、そこに定位置はなかった。明日のC大阪戦での先発は、GKは林卓人、中盤では柴﨑と吉野が並ぶ見込みで、ふたりは紅白戦でも主力組に入っていない。トレーニング終了後、ふたりに対して指揮官は「シーズンが始まった頃の、ポジションを奪うための火の玉のようなふたりをもう一度思い出してほしい」と檄を飛ばして奮起をうながした。
 
 十分に予測された事態ではある。代表で彼らがベンチにいる間(大迫はチリ戦に出場)、広島に残った選手たちは湘南に快勝、鹿島との激闘を3試合もこなしている。サッカーの方向性も彼らがいない間に変化し、攻撃に軸足が置かれるようになった。それだけでなく、ACLも含めて広島の選手たちは大きな経験を積み上げて、テンションも上がっている。そこにいきなり合流してポジションを確保できるようなチームではないのだ。日本代表に行ったからには、そこでしっかりと活躍して戻らないとポジションを失いかねない。それはふたりとも自覚していたはずである。
 
 もちろん、ふたりは能力が高いから、一度はポジションを奪った。それをもう一度、示せばいいだけのこと。若いからとか実績があるからとか、それは関係ない。トレーニング場で見せてこそ、試合に出られる。2019年の法則もまた、大迫も松本泰も十分に理解できている。

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