マンCが“ブスケッツ2世”ロドリをA・マドリーから獲得! 契約解除金91億円を支払う

2019年07月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

フェルナンジーニョの後継者に

卓越したパスセンスと気の利いたポジショニングで攻守に貢献。このロドリをシティが引き抜いた。 (C) Getty Images

 現地時間7月3日、アトレティコ・マドリーは、マンチェスター・シティがスペイン代表MFロドリの契約解除金を満額支払ったことを公式サイトで発表した。

 金額や契約に関する詳報については発表されていないものの、英公共放送『BBC』によれば、シティが支払った解除金は7000万ユーロ(約91億円)で、2023年6月までの4年契約を結んだという。

 現在22歳のロドリは、昨夏にビジャレアルから下部組織時代に在籍していたアトレティコに復帰すると、正確な長短のパスとツボを押さえた守備を披露。全体的にピリッとしない1年を送ったチームにあって際立った存在感を示していた。ただ、ディエゴ・シメオネ監督の守備的なスタイルに不満を抱えており、1年での退団を希望していた。

 191センチの長身で、的確にパスを捌くことから「ブスケッツ2世」の異名を取る。バルセロナの指揮官時代に、その"本家"をカンテラから引き上げて重用したシティのジョゼップ・グアルディオラ監督からしてみれば、喉から手が出るほど欲しい人材だった。

 そのバルサやバイエルンも獲得に乗り出していたが、かねてから34歳となってフィジカル面で衰えが見られるブラジル代表MFフェルナンジーニョの後継者を欲していたシティが札束攻勢で手中にした格好だ。

 一方、アトレティコは、主力の流出が止まらない。

 ロドリに加え、ディエゴ・ゴディン(→インテル)とリュカ・エルナンデス(→バイエルン)がチームを去り、5月に退団を発表したエースのアントワーヌ・グリエーズマンもバルサと合意寸前と報じられている。

 ただ、ロドリの後釜には"宿敵"レアル・マドリーからマルコス・ジョレンテとポルトからメキシコ代表MFのエクトル・エレーラを補填済みだ。さらに、ポルトガルの新鋭ジョアン・フェリックスの加入も決定し、チームの再構築を図っている。

 活発な動きはまだまだ続きそうで、今後の移籍市場での動きに注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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