インテルがセンシ獲得!ミランとの「マエストロ」争奪戦を制す!

2019年07月03日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

最初に個人合意したのはミランだったが…。

インテル移籍が決まったセンシ。(C)Getty Images

 現地時間7月2日、インテルがサッスオーロからイタリア代表MFのステーファノ・センシを獲得したことを発表した。買い取りオプション付きのレンタルで、『スカイ・イタリア』によればレンタル料が500万ユーロ(約6億2500万円)、買い取り額が2200万ユーロ(約27億5000万円)だという。
 
 現在23歳のセンシは、リミニとチェゼーナの下部組織で育ち、2013年にレンタル先のサン・マリノ(セリエC)でプロデビュー。15-16シーズンに保有元のチェゼーナ(セリエB)で頭角を現わし、16年夏からセリエAのサッスオーロへ。3シーズンで公式戦68試合に出場して5得点の成績を残した。
 
 とくに18-19シーズンはサッスオーロの主力に伸し上がる飛躍の年となり、18年11月にはイタリア代表にもデビューした。
 
 今夏は国内外のビッグクラブが興味を示し、まずはミランがセンシと個人合意。しかしサッスオーロとのクラブ間交渉がまとまらず、その隙を突いたインテルが争奪戦を制する形となった。
 
 テクニックとインテリジェンスを兼備し、中盤ならインサイドハーフ、アンカー、2セントラルMFの一角のすべてで機能するセンシ。インテル公式サイトは「マエストロの愛称を持つ」と激賞している。
 
 アントニオ・コンテを新監督に迎えた今夏のインテルは、ウルグアイ代表DFのディエゴ・ゴディン(←アトレティコ・マドリー)、オーストリア代表MFのヴァレンティノ・ラザロ(←ヘルタ・ベルリン)、そしてセンシとこれまで3名の新戦力を獲得。さらにニコロ・バレッラ(カリアリ)やロメル・ルカク(マンチェスター・U)の引き抜きにも迫るなど、メルカートで意欲的な姿勢を見せている。
 
構成:ワールドサッカーダイジェスト編集部
 
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