拍手喝采と愛あるブーイングも! 浦和GK西川周作が6年ぶりの大分凱旋で試合に敗れるも「J1で戦えて幸せ」

2019年06月30日 サッカーダイジェストWeb編集部

「6年ぶりにこのピッチでプレーすることができて本当に嬉しかったです」

浦和GKの西川が6年ぶりに古巣・大分のピッチに立った。写真:徳原隆元

[J1リーグ17節]大分2-0浦和/6月30日/昭和電工ド
 
 大分で生まれ育った浦和の守護神が6年ぶりに故郷のピッチに帰ってきた。

 
 J1リーグの大分対浦和は、後半にホームの大分が藤本憲明の今季8ゴール目と、小林成豪の2試合連続ゴールによって、2対0と快勝。ACLでは敵地で逆転8強入りを決めた浦和は攻撃に精彩を欠いてノーゴールに終わった。
 
 この試合で、浦和のGK西川周作が6年ぶりに、下部組織時代から所属しキャリアの出発点となった大分のピッチに戻ってきた。試合は2ゴールを奪われ、敗れてしまったものの、試合後に古巣サポーターのもとへ笑顔で駆け寄り、挨拶を行なった。
 
 西川は大分サポーターから拡声器を受け取ると、「6年ぶりにこのピッチでプレーすることができて本当に嬉しかったです。チームは違いますけど、J1の舞台でこうやって戦えることを本当に幸せに思います。僕を育ててくれた大分トリニータのサポーターの皆さん、素晴らしい雰囲気を作ってくれて、ありがとうございました!」と挨拶。ホームサポーターから大きな喝采を浴びた。
 
  しかし、「この2対0という結果は非常に悔しいですが、また10月に皆さんと会えることを楽しみにしています。その時はしっかりゴールを守って勝てるように頑張ります」と、次戦のリベンジを誓うと、大分サポーターからは笑いとともに盛大なブーイングが……。それでも、最後には「またよろしくお願いします。ありがとうございました」と締めると、再び西川へ大きな拍手とともに、チャントが送られていた。

【大分 2-0 浦和 PHOTO】ファウルが乱れ飛ぶタフな試合展開を大分が制す

【藤本憲明 PHOTO】決勝点を叩き出しチームを勝利へと導く
 
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