「カガワが要求を下げない限りベティスには来ない」香川真司の移籍動向を地元メディアが報じる

2019年06月30日 サッカーダイジェストWeb編集部

高額な年俸がネックに?

ベジクタシュでは公式戦14試合で4ゴール。『Muchodeporte』は「評価は下がっている選手」と伝えた。(C)Getty Images

 日本代表戦士の新天地は、はたしてどこになるのだろうか。

 今年1月にトルコのベジクタシュへレンタル移籍をした香川真司は、ローン期間を終え、現在は所属元のボルシア・ドルトムントにレンタルバックされている。

 だが、来シーズンの構想には入っておらず、今夏の移籍は決定的だ。かねてから望んでいたスペインでのプレーを目指しているとされ、実際、乾貴士が在籍しているベティスが関心を示しているとトルコ・メディアなどが報じている。

 だが、そのベティスと"隣人"セビージャの情報に精通している地元メディア『Muchodeporte』は、移籍の可能性が低いと見ているようだ。6月29日付けで、次のような記事を掲載している。

「ベティスは攻撃陣の強化に動いており、最近ではドルトムントのシンジ・カガワに興味を抱いている。半年間のレンタルでプレーしたベジクタシュのフィクレト・オルマン会長が認めているように、この日本人選手はスペインでのプレーに憧れを抱いている。

 香川が今夏にドルトムントを退団するのは間違いない。だが、ベティスに来ることはまずないだろう。香川側が要求している年俸200万ユーロ(約2億6000万円)は、ベティスの出せる額とかけ離れているからだ。

 アレクシス・トルヒージョSDは、市場の動きを見ながら、獲得可能な興味深いプレーヤーを探っている。30歳の香川は、要求を下げるか、そうでなければ別のクラブで夢を実現することになる」
 
 では、香川はどこへ向かうのか。6月28日付けのトルコ紙『Türkiye』が報じたように、やはりベジクタシュへの完全移籍の可能性が高まりつつあるのか。

 記事によると、アブドゥラ・アブシェ新監督が、香川の"再獲得"を望んでおり、クラブ幹部が大阪で本人と会い、年俸240万ユーロ(約3億1200万円)の3年契約のオファーを提示。香川も完全移籍に前向きな姿勢を見せているという。

 トルコに戻るのか、スペインの他のクラブに移籍するのか、それとも……。その決断に注目が集まっている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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