「CLはとても楽しみ」日本の“スピードスター”伊東純也、初の著書発売イベントで子供たちと交流! 来季への意気込みも明かす

2019年06月30日 サッカーダイジェストWeb編集部

「速いことは武器になるはず」

スピードスタースクールに参加した伊東。 (C) Soccer Digest

 6月29日、ベルギー1部のヘンクに所属する伊東純也が、千葉県にあるフットサルコートで自身初の著書『子どもの足がどんどん速くなる』の発刊記念イベントを開催。20人の子供たちを招いて「スピードスクール」を開催した。

「サッカー選手にとってスピードは武器になると思う」と語る伊東は、著書の中からトレーニングを2種類、参加者に直接伝授。このトレーニングの前後で、フィールドの端から端までを走ったタイムが縮んだ参加者には、伊東がハイタッチで祝福するなどして、交流を持っていた。

 その後は参加者に交じり、シュート練習を経てミニゲームに興じた。参加者が赤、青、緑の3グループに分かれて、それぞれのチームに伊東が混じってプレー。ゲーム中、日本代表MFが垣間見せたスピードのあるドリブルには歓声が沸いた一方で、守備に回った伊東が参加者に見事な股抜きをされ、「やばい!」と叫んで守備に追われるなど、和気あいあいとした雰囲気。終盤には伊東対チームという試合も行なわれ、スピーディーな"真剣勝負"が繰り広げられた。

 ミニゲームの後は、じゃんけんで勝ち抜けた参加者ふたりにサイン入りグッズをプレゼント。最後には参加者全員に伊東が直接お土産のブロマイドを渡し、大盛況のなかイベントは終了した。

 伊東は近日中にベルギーに向かう予定だという。所属チームのヘンクは、昨季まで率いていたフィリップ・クレメント監督からフェリス・マッツ新監督体制に移行。主力のチームメイトも移籍が噂されるなど、昨季の後半にチームに合流した伊東にとっては、また新たなスタートを切ることになる。

「去就がまだ決まっていないメンバーもいるので、あっちに行ってみないと分からない。まずは1年、しっかりやりたい」と新体制については慎重な姿勢を見せた伊東は、来季出場することになるチャンピオンズ・リーグについては改めて「TVで観ていた世界に自分が参加できる。そのことについてはとても楽しみです」と語った。

 日本でしっかり休養をとり、来季に臨むパワーを十分に充填できたようだ。ベルギーのリーグ王者として臨む新シーズン。伊東はスピードを武器に、再び躍動することができるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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