「“皇帝”クボがマドリーを惑わせる!」「契約は驚き」スペイン地元紙が久保建英を特集! 気になるプレシーズンの動向は?

2019年06月28日 サッカーダイジェストWeb編集部

「ジダンはアメリカに連れて行くだろう」

コパ・アメリカでも堂々たるプレーを見せた久保をマドリードの地元紙が特集した。 (C) REUTERS/AFLO

 現地時間6月24日、エクアドル代表との大一番を1-1のドローで終えた日本代表は、コパ・アメリカでの戦いを終え、帰国の途についた。

 奇しくもサムライブルーの早期敗退で注目度が高まっているのが、久保建英だ。大会前にレアル・マドリーへの電撃入団を果たした俊英MFは、コパ・アメリカが終わったことで、クラブへ本格合流する日が近づいている。

 久保への期待値の高さは、地元メディアの報道からも伺い知れる。マドリードを拠点とするスペイン紙『AS』は、「"皇帝"クボ! 日本の真珠はすでにマドリードを惑わせている」と銘打った特集を組んだ。

 先のコパ・アメリカでは、全3試合に出場し、高精度のパスでチャンスメークをするだけでなく、ドリブル突破から惜しいシュートを放つなど、存在感を存分に示した。そんな18歳に対し、記事は「マドリーは長年に渡って追跡してきたアジアのスターを、ついにつかまえたと確信している」と綴り、次のように絶賛した。

「若き日本のスターは、コパ・アメリカで優れたパフォーマンスを見せた。ジダン監督はアメリカで行なわれるプレシーズンマッチに彼を連れて行くだろう」

 さらにAS紙は、久保の契約が驚きであったことを記している。

「タケフサ・クボの署名は、普通なら前菜的にある"どんちゃん騒ぎ"もなく突然、決まった。エデン・アザールやルカ・ヨビッチ、フェルラン・メンディといった選手たちの獲得後の驚きのひとつだった」

 15歳までバルセロナのカンテラで過ごしていたことからスペイン語が堪能な久保。記事では、そのことにも触れ、「これまで多くの日本人選手が欧州に適応するには小さくないハンデがあったが、彼がマドリーでその問題を抱えることはないだろう」と、早期の順応に太鼓判を押した。

 その久保は、来る2019-20シーズン、ラウール・ゴンサレス監督が率いるカスティージャ(Bチーム)でプレーすることになっている。だが、7月末から始まるプレシーズンは、トップチームのアメリカツアーに帯同する見込みとなっており、現地で予定されているバイエルン(現地時間7月20日)、アーセナル(同7月23日)、アトレティコ・マドリー(同7月26日)との試合のいずれかで出場が予定されている。

 果たして、久保はマドリーでいかなるパフォーマンスを見せてくれるのか。日本サッカー界期待のホープの一挙手一投足から目が離せない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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