パリSGがブッフォンの後釜にドンナルンマを獲得か。 アレオラ+2000万ユーロでのトレードを打診

2019年06月27日 サッカーダイジェストWeb編集部

本人の希望は残留?

アッズーリでもブッフォンの後継者となったドンナルンマ。新天地を求めるのか?(C)Getty Images

 41歳のジャンルイジ・ブッフォンが退団したパリ・サンジェルマンのゴールマウスを守るのは、21歳も若い同胞の後輩ジャンルイジ・ドンナルンマとなるのだろうか。

 イタリア衛星放送『Sky Sport』などは6月26日、ミランの守護神ドンナルンマがパリに向かっていると報じた。パリSGのGKアルフォンス・アレオラとのトレード案が浮上しているという。

 報道によれば、ミランとパリSGはすでに両者のトレードの交渉を始めており、ドンナルンマは5000万ユーロ(約65億円)、アレオラは3000万ユーロ(約39億円)と評価されているとのこと。つまり、ミランは2000万ユーロ(約26億円)の差額を得るかたちだ。

 UEFAのファイナンシャルフェアプレー違反でヨーロッパリーグに出場できるかどうかが注目されているように、ミランは財政難に苦しんでいる。ユース出身のドンナルンマを売却すれば、2000万ユーロすべてが"利益"になり、さらに高額サラリーの負担も軽減される。
 
 パリSGは、ミランのテクニカル部門を司っていたレオナルドを呼び戻した。両クラブをよく知るレオナルド、そして両選手の代理人がともにミーノ・ライオラであることも、トレード成立の後押しとなるだろう。

 ただ、6月27日付の『Corriere dello Sport』紙は、ドンナルンマ本人の希望はミラン残留と報じている。ドンナルンマは2年前、ライオラと当時のマッシミリアーノ・ミラベッリSDが衝突したこともあってミラン退団に迫りながらも、最終的に契約を延長している。

 その契約更新を巡る騒動から、U-21欧州選手権で「守銭奴」と偽ドル札を投げつけられ、心を痛めたこともあった。5位に終わった2018-19シーズン、好セーブを連発してチームを救った若き守護神は、愛するクラブを離れ、偉大な先達の後釜に収まるのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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