「我々は200%の力を発揮する必要がある」エクアドル代表監督が森保Jを警戒。日本の大会参加については…

2019年06月24日 サッカーダイジェストWeb編集部

「チリ戦は本来の日本の姿ではなかった」

最終戦に臨む心境を明かしたエクアドルのゴメス監督。カタール、日本の奮闘ぶりを認めているようだ。 (C) Getty Images

 現地時間6月24日、ブラジルで開催されているコパ・アメリカ(南米選手権)のグループリーグ第3戦を控え、日本と対戦するエクアドル代表のエルナン・ゴメス監督が会見に登場。日本について「我々が200%の力を発揮しなければ、我々の望む結果は得られないだろう」とコメントした。コロンビア・メディア『pulzo』などが報じている。

 FIFAランキングではエクアドル60位、日本が28位と差があるが、コロンビア人指揮官は「チームは少しずつ良くなっている」と手応えを感じているようだ。

「ウルグアイに0-4で敗れた後、チリにも1-2で敗れたが、試合内容は良くなっているし、精神的に強くなっている。コパ・アメリカという舞台でチームの調子が上向きになっていることは、とてもポジティブな要素だ。ただ、CBガブリエル・アチリエルは(第2戦レッドカードにより退場したため)戦力に数えられない。それを補うために、一人ひとりがレベルを上げなければならないだろう」

 また、南米の大会にアジアのチームが参加することに対して批判も上がるなか、こう持論を述べた。

「(日本は)シーンによっては、あのウルグアイ以上の力を発揮していることもあった。我々は、こうしたチームを軽んじることはできないし、チリ戦の日本は本来の姿ではなかったのは明らかだ。それに、我々も初戦は惨敗している。そして、カタールはコロンビアを苦しめ、パラグアイとは引き分けた。彼らはアルゼンチンに敗れたが、フットボールにおいて大陸の差はそこまで大きく無いのが実際なのではないか」

 エクアドル代表ではアチリエルの出場停止に加え、24日には主力のひとり、レナド・イバーラが負傷のためチームから離脱するというアクシデントも発覚したが、アントニオ・バレンシア、エネル・バレンシアの"ふたりのバレンシア"を筆頭に、躍動感のある攻撃が脅威であることは変わりはない。指揮官が「将来に向かって、より良い代表チームを構築して行きたい。我々は降伏するつもりはない」と語るように日本戦への士気も高まっている。

 試合を経て調子を上げてきている両チームは明日(日本時間8時キックオフ)、どんな戦いぶりを見せるのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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