スペインに続き、ドイツの東京五輪出場が決定!デンマークは得失点差「1」及ばず無念の敗退【U-21欧州選手権】

2019年06月24日 サッカーダイジェストWeb編集部

オーストリアの反撃に苦しむも…

オーストリアと引き分け五輪出場を決めたドイツ。次なる目標は大会制覇だ。(C)Getty Images

 現地時間6月23日、イタリアとサン・マリノで開催されている、2020年の東京オリンピック出場を懸けたU-21欧州選手権のグループB第3戦が行なわれた(ベスト4に入った4チームが出場権を獲得)。

 デンマーク、セルビアに連勝し首位に立つドイツは、1勝1分けの3位オーストリアと対戦。ドイツは引き分け以上、オーストリアも勝てば東京行きの切符を手にできるため、激しい試合となった。

 ドイツは開始14分、ここまで4ゴールと絶好調の主砲ルカ・ヴァルトシュミットが縦パスを受けると、反転して左足を一閃。鮮やかミドルを突き刺し、いきなり先制する。

 しかしその6分後、敵FKの守備の際にGKアレクサンダー・ニュベルがPKを献上。これをケビン・ダンソに決められて、すぐに追いつかれる。

 その後もオーストリアに押し込まれる展開が続く。34分には右サイドを完全に崩されるも、至近距離からのヘッドをニュベルが意地のスーパーセーブで防ぐ。

 
 後半も1対1のピンチをこの守護神の好セーブで凌ぐなど、何とか勝ち越し点を許さず、試合は1-1のドローで終了。昨日のスペインに続いて、ドイツがベスト4進出&東京五輪出場を決めた。

 この結果、セルビアを2-0で下したデンマークがオーストリアを抜いて、2位に浮上。だが、グループAの2位イタリアと同じ2勝1敗ながら、得失点差で1点及ばず、「2位の最高成績」によるグループステージ突破の可能性は消滅した。

 欧州の東京五輪の出場枠は残り2つ。24日に開催されるグループCの第3戦で対戦する、ともに2連勝中のフランスとルーマニアが引き分ければ、この両チームがその権利を手中にすることになるが、はたして……。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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