フンメルス、バイエルンからドルトムントへの復帰が正式決定!! サポーターの反応は賛否両論

2019年06月19日 サッカーダイジェストWeb編集部

古巣へ舞い戻るフンメルスにサポーターは…

ベテランの域に差し掛かっているフンメルス。古巣への復帰でもうひと花咲かせられるか。 (C) Getty Images

 バイエルンに所属するDFマッツ・フンメルスが、古巣のドルトムントに復帰することが発表された。現地6月19日付けで両クラブが公式サイトで発表している。

 バイエルンの下部組織出身であるフンメルスは、2009~2016年までドルトムントに在籍し、ユルゲン・クロップ監督のもと、ロベルト・レバンドフスキや香川真司とともに一時代を築いた。そして、ブンデスリーガ制覇やチャンピオンズ・リーグ準優勝に貢献した実力が評価され、バイエルンへ引き抜かれたのだった。

 そのバイエルンでも3シーズンに渡り主軸を担い、公式戦118試合に出場して、8ゴール。ブンデスリーガ7連覇やDFBカップ優勝に寄与した。

 だが、ニクラス・ジューレの台頭や、ともにSB/CB兼用のリュカ・エルナンデズとバンジャマン・パバールの獲得により、クラブは30歳を迎えるフンメルスの放出を容認。本人がドルトムントへの復帰を希望し、古巣も前向きに検討していると報じられていた。

 バイエルンの公式サイトによると、「両クラブは移籍金に関して口外しないことで合意している」となっているが、ドイツのサッカー専門誌『kicker』によれば、契約期間は3年。移籍金は、手数料とボーナス込みで3800万ユーロ(約49億4000万円)で合意したと報じている。今後メディカルチェックを経て、チームに合流することになるようだ。

 ちなみに、3シーズンぶりにライバルクラブから戻ってくるフンメルスに対し、イエロー&ブラックのサポーターの反応は見事に二分している。

「我々が2位で終わった"理由"が戻ってきた! 来季は明るい」、「ファイティングスピリットを取り戻すには彼を主将にすべき」、「あとはイルカイ・ギュンドアンを取り戻さねば!」といった歓迎のコメントがある一方、「プライドはどこに行った」、「すぐに扉を閉じるべきだ」、「幸せなんだか、怒りなんだかよく分からない気持ち」、「彼はそもそも出ていくべきではなかったのに」といった、手厳しいコメントも寄せられている。

 ドルトムントには、ヌリ・シャヒンや香川真司、マリオ・ゲッツェなど黄金期メンバーが相次いで復帰したが、いずれもかつての輝きを取り戻せなかった。はたしてフンメルスは、再びドルトムントのサポーターを納得させることができるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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