「最低限のことはできていたと思いますけど」
懸命に足を伸ばした野上だったが、惜しくも失点につながってしまった。写真:徳原隆元
[ACLラウンド16第1戦]鹿島1-0広島/6月18日/カシマ
不運で片付けるべきではないのかもしれない。
ACLラウンド16の第1戦、広島は鹿島に0-1で敗戦。24分、右サイドを土居聖真に突破され、そこからのクロスをセルジーニョに詰められて決勝点を許した。
この失点シーン、土居に右サイドを切り込まれたが、右ストッパーの野上結貴が身体を投げ出してブロックに入っている。しかし、ボールは野上の足に当たって軌道が変わる。ゴール前のGK中林洋次とDF佐々木翔はわずかに対応が遅れて失点を喫した。
見方によっては、不運と捉える人もいるかもしれない。そこで、野上に"仕方ない"失点だったか聞いた。
「最後、届いているので、僕的には守れているという感覚です。最低限のことはできていたと思いますけど」
不運で片付けるべきではないのかもしれない。
ACLラウンド16の第1戦、広島は鹿島に0-1で敗戦。24分、右サイドを土居聖真に突破され、そこからのクロスをセルジーニョに詰められて決勝点を許した。
この失点シーン、土居に右サイドを切り込まれたが、右ストッパーの野上結貴が身体を投げ出してブロックに入っている。しかし、ボールは野上の足に当たって軌道が変わる。ゴール前のGK中林洋次とDF佐々木翔はわずかに対応が遅れて失点を喫した。
見方によっては、不運と捉える人もいるかもしれない。そこで、野上に"仕方ない"失点だったか聞いた。
「最後、届いているので、僕的には守れているという感覚です。最低限のことはできていたと思いますけど」
たしかに、スピードに乗った土居に対して、上手く対応したと感じた。だが、そのことよりも野上は失点について別の原因を挙げた。
「個人的には、一番は(ボールを)取ること。あのシーンも取られ方かなと思います」
吉野とセルジーニョが競り合ったボールを土居に拾われ、フリーでドリブルのスピードを乗せてしまったことが問題。自陣深くまで抉られた状況で最低限の対応だっただけであって、野上はボールを奪い切るために、そんな見解を示した。
ギリギリの戦いでは、DFの足に当たってボールがリフレクトし、失点につながることはありがちだ。だが、それを不運で片付けるよりも、守備で他に防げることはある。
第1戦を0-1で落としたが、野上は第2戦に向けて「点を取れれば可能性は出てくる」と前を向く。そのためにも点差を最小限に抑えるべく、次戦は無失点に期待したい。
取材・文●志水麗鑑(サッカーダイジェスト編集部)
「個人的には、一番は(ボールを)取ること。あのシーンも取られ方かなと思います」
吉野とセルジーニョが競り合ったボールを土居に拾われ、フリーでドリブルのスピードを乗せてしまったことが問題。自陣深くまで抉られた状況で最低限の対応だっただけであって、野上はボールを奪い切るために、そんな見解を示した。
ギリギリの戦いでは、DFの足に当たってボールがリフレクトし、失点につながることはありがちだ。だが、それを不運で片付けるよりも、守備で他に防げることはある。
第1戦を0-1で落としたが、野上は第2戦に向けて「点を取れれば可能性は出てくる」と前を向く。そのためにも点差を最小限に抑えるべく、次戦は無失点に期待したい。
取材・文●志水麗鑑(サッカーダイジェスト編集部)