名古屋のU-20日本代表、菅原由勢がオランダ1部AZへ期限付き移籍!二度のW杯が海外志向のきっかけに

2019年06月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

U-20W杯では右サイドバックとして活躍

オランダ古豪への期限付き移籍が決まった菅原。ここからステップアップできるか注目される。写真:滝川敏之

 J1の名古屋グランパスは6月18日、クラブに所属するU-20日本代表DFの菅原由勢がオランダ1部のAZアルクマールに期限付き移籍することを発表した。期限付き移籍期間は1年となる。


 現在18歳の菅原は、名古屋下部組織の出身。当時高校3年生だった昨季開幕戦でJ1リーグデビューを果たし、昨季は主にセンターバックとして13試合に出場。今季はここまでリーグ戦の出場はないが、カップ戦5試合に出場している。また今年5月に開幕したU-20ワールドカップでは、右サイドバックとして活躍。チームの16強入りに貢献もしている。

 菅原はクラブ公式サイトを通じて「このたび、AZアルクマールという歴史あるクラブに期限付き移籍することとなりました。アンダー世代ですがワールドカップという舞台を2度経験した際に"世界で闘いたい、活躍したい"という気持ちが芽生えました」とのコメントを発表。二度のワールドカップを通じて海外への想いを膨らませ、今回の移籍につながったようだ。

 さらに菅原は自身のさらなるステップアップへの決意や、風間監督をはじめとするクラブスタッフや育ててくれたアカデミーへの感謝の想いを表わしている。以下は、菅原のコメント全文。
「今回お話をいただき、そのチャンスだと思いました。世界中の選手と真剣に闘うことの楽しさ、激しさ、厳しさは僕の中で常に刺激となるものでした。そして僕自身が選手として、人としての殻を破り、成長するには日本を出て世界に行かなければいけないと強く思いました。

 僕は名古屋グランパスのアカデミー出身選手です。風間監督をはじめ7年間で多くの方々と出会いご指導いただき、本当にこの名古屋グランパス、グランパスアカデミーで育ていただき感謝しています。

 だからこそアカデミーの選手もここまで出来るぞ、ここまで来れるんだぞと、グランパスアカデミーの存在価値を示さなければいけませんし、僕にはその責務があります。

 そして世界一のファミリーの皆さん。シーズン途中にチームを離れるご報告になってしまい、申し訳ございません。また、このタイミングで今回のチャレンジを理解してくれたクラブにも感謝しています。

 いつもどこからでも熱い声援を本当にありがとうございました。僕の夢はこのクラブでリーグ優勝をすること、日本一のクラブにすること、そしてこのクラブで引退することです。その為にもこのチャレンジを応援いただき見守ってください。僕は必ずグランパスにこの恩をお返ししたいと思います。

 僕はこのクラブを心から愛しています。しっかりとファミリーの皆さんにいい報告が出来るように頑張ります。行ってきます!!」

 
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