ヴェンゲル長期政権に幕? A・サンチェスがエジルに苛立ち? 喧噪に包まれるアーセナル

2014年10月30日 サッカーダイジェストWeb編集部

クレメントに指揮権を譲ることで合意とも。

開幕から波に乗り切れないアーセナル。ヴェンゲル監督(右)やA・サンチェス(左)に関する噂話など、外野の声が騒がしい。 (C) Getty Images

 総額約150億円の大型補強をしながら、3勝5分け1敗の5位とスタートダッシュに失敗したアーセナルの周辺が騒がしい。
 
 英タブロイド紙が報じているのは、今シーズン終了後の政権交代の可能性で、アーセン・ヴェンゲル監督に代わる後任監督の具体的な名前も伝えている。
 
 無冠に終わり、かつチャンピオンズ・リーグの出場権(4位以内)も逃した場合、ヴェンゲルは辞任。現在、カルロ・アンチェロッティ監督の下でレアル・マドリーのアシスタントコーチを務めるポール・クレメントに指揮権を譲ることで、ヴェンゲルも合意したという。
 
 イングランド人のクレメントは、チェルシーの育成部門でコーチのキャリアを始めた人物で、アンチェロッティがチェルシーのトップチームを率いた時にアシスタントコーチに抜擢され、以後、パリSG、R・マドリーとイタリア人指揮官に従い補佐官を務めている。
 
 一方、約60億円の移籍金で加入した今シーズンの補強の目玉、アレクシス・サンチェスがチームに対して不満を募らせていると伝えたのは、チリの『ラ・テルセラ』紙だ。チームメイト、とくにメスト・エジルの貢献度の低さに苛立っているという。
 
 17年連続チャンピオンズ・リーグ出場中と、最後にはきっちりと帳尻を合わせるのがヴェンゲルの真骨頂だが、19年目を迎えた長期政権の行く末が気になるところだ。
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