チリ戦で新ボランチコンビ結成か。中山雄太が語る柴崎岳の“リーダー像”【コパ・アメリカ】

2019年06月17日 本田健介(サッカーダイジェスト)

柴崎は若手へのサポートを約束

チリ戦へ向けて最終調整した日本。中山もチームメイトと汗を流した。(C)SOCCER DIGEST

 南米の覇権を争うコパ・アメリカに"招待国"として参加している日本は、6月17日(日本時間18日の8時)に初戦のチリ戦を迎える。
 
 大会2連覇中の強敵に対して、ダブルボランチでの先発が予想されるのが、今年初めにオランダのズウォーレに移籍した東京五輪世代の中山雄太と、今大会はキャプテンと目される森保ジャパンの軸である柴崎岳だ。
 
 チリ戦の前日会見に出席した柴崎は、「チームを引っ張っていくために、僕がリーダーとしての役割を求められることは今まであまりありませんでした」としながら、「チームには若くて優秀な選手がたくさんいます。大舞台での経験が不足している年代にとっては、こうしたレベルの大会で困ることもあるでしょうし、ピッチ内外で経験のある選手がサポートしていきたいです」とコメント。チームを牽引したいとの想いを示した。
 
 一方、中山はリーダーとして振る舞う柴崎の姿をこう表現する。
 
「あまり普段は口数が多くはない人ですが、いつもチームのことを考えていて、時折発する言葉が的確で、回数が多くない分、すごく重みがあるんです。個人的にはリーダーとしてあまり見たことのないタイプですが、学べることは多いです」
 
 柴崎が的確に指示を送りながら、中山が自慢の左足で前線にボールを配給する。司令塔タイプの柴崎と、対人守備にも強く、足もとの技術のある中山は、互いの特長を活かし合えるコンビに見える。チリ戦では興味深い新たなダブルボランチが誕生するのかもしれない。
 
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
 
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