チリ代表はコパ・アメリカの日本戦へ早くも真剣モード! 気になる大黒柱サンチェスの感染症の状態は?

2019年06月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

サンチェスの出場は「いまだ謎のまま」

チリの命運を握っているゴールゲッターのサンチェス。怪我の状態が不安視されたが、ブラジル入りはしたようだ。 (C) Getty Images

 6月9日にひとめぼれスタジアム宮城で開催されたキリンチャレンジカップで、エルサルバドル代表と対戦した日本代表は、4年ぶりの代表復帰となった永井謙佑の2ゴールで快勝を収めた。

 来る14日にブラジルで開幕するコパ・アメリカに約20年ぶりに参戦する森保ジャパンは、飛躍が期待される久保建英がA代表デビューを飾るなど、上々の調整ぶりをみせた。

 そんな日本代表よりも一足早くブラジルへ入ったのが、グループリーグの初戦で対戦する前回王者のチリだ。

 現地入りの様子を伝えた地元紙『La Tercera』によれば、空港にはサポーターもほとんどいなかったため、「静かな入国だった」ようだ。

 また、選手たちの様子についても触れた同紙のレポートによると、「アルトゥーロ・ビダルが『常にピッチで証明することだけを考えている』と語ったぐらいで、臨戦態勢といった雰囲気を醸し出していた」という。
 
 そんなラ・ロハ(チリ代表の愛称)にとって、現在、悩みの種となっているのが、絶対的エースであるアレクシス・サンチェスの怪我の状態だ。

 マンチェスター・ユナイテッドに所属するサンチェスは、先月5日に行なわれたハダースフィールド戦(プレミアリーグ第37節)で右足首を負傷。クラブのメディカルスタッフによって行なわれた治療の過程で、医療機器の"鋭利な部分"によって裂傷を負い、その傷口から感染症を引き起こしてしまったと伝えられている。

 今月6日に行なわれたハイチとの親善試合も欠場したサンチェスだが、チームメイトとともにブラジル入り。危惧された大会欠場の心配はなさそうだ。

 しかし、プレーができるかどうかは不透明なままだという。『La Tercera』は、「感染症はすでに治癒しているものの、踏み込んだ時などの激しい動きを強いられた場合にを違和感を抱く段階にある」とし、「いまだにサンチェスが出場できるかは未解決なまま。謎は続くだろう」と綴っている。

 ほかのチームメイトたちと同様に空港では沈黙を貫いたというサンチェス。はたして、現地時間6月17日にエスタディオ・モルンビーで行なわれる日本戦のピッチに立っているのか。今後の情報を注視したい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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