「マドリーに連れて行きたい」移籍決定のアザール、9年前のジダンとの“相思相愛”ぶりが明らかに!

2019年06月08日 サッカーダイジェストWeb編集部

「キャリアで最もつらい決断だった」

EL優勝を置き土産にチェルシーを退団したアザール。憧れのジダンの下でさらなる高みを目指す。(C)Getty Images

 レアル・マドリーは現地時間6月7日、ベルギー代表のエデン・アザールの獲得を発表した。メディカルチェックを経て、2024年までの5年契約を結ぶ。

 合意が発表されてから、アザールは自身のSNSで、マドリー移籍が夢だったことを改めて綴り、「古巣」となったチェルシーのサポーターに理解を求めた。

「夢を追うチャンスが訪れた時に、誰もがそうすべきなように、自分が次のチャプターを追わなければいけなかったということを理解してほしい。これまでのキャリアで最もつらい決断だった」
 
 一方で、マドリーのジネディーヌ・ジダン監督にとっても、このベルギー代表FWは以前から高く評価していたお気に入りだ。スペイン紙『Marca』は、10年4月のインタビューで、ジダン監督が「アザールは未来のクラック。優れた選手で、さらに良くなっていくはずだ」と、賛辞を寄せていたと伝えている。

「目をつむってでも、マドリーに連れていきたいね」

 当時のジダンはマドリーを幹部を務めており、指導者キャリアはスタートさせていない。9年前のこの時から、監督として指導する未来を想像したかは定かではないが、アザールに惚れ込んでいたのは間違いない。

 ジダンの言葉に、アザールもMarca紙で「ありがとう、ジズー。彼のような人によく言ってもらえるなんて。心に響いたよ」と、感謝の言葉を口にしていた。

 まさに"相思相愛"だったジダンとアザールは、これから"白い巨人"でどのような関係を築いていくのか。不振に喘いだ18-19シーズンからの巻き返しを図るチームにあって、この新エースが鍵を握る存在なのは間違いない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 

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