なにより求めるのは「本物」
阿部は開校予定のサッカースクールで自身の経験を伝えたいという。写真提供:阿部翔平
プルミエサッカースクール──。かつて名古屋などで活躍し、19年2月からTOKYO CITY F.C.(東京都社会人サッカーリーグ2部)でプレーしている阿部翔平が開校予定のサッカースクール、それがプルミエサッカースクールだ。
阿部はなぜサッカースクールを開こうとしているのか。理由は単純明快。これまで自分が続けてきたサッカーを教えたい、プロ経験者すなわち「本物」に触れられる機会を子どもたちに設けてあげたいと思ったからである。
「自分自身、本物に触れる機会が少なかった。プロの本気を目の前で見た記憶がありません」
そうした自己体験があるからこそ、阿部は「本物」にこだわるのだ。「本物に触れること=教育的意義が高い」という阿部は、サッカースクールを開校するうえで3つの柱を考えている。
①その練習の意味・必要性を子どもたちに考えさせ、言語化して伝える(漫然と練習するのではなく、目的意識を持ったうえで行なうことの重要性を養う)
②個人のスキルレベルに差がある状況下で違和感のない指導(上手い子がそうでない子に率先して教える環境、上手くない子は上手い子を目指して努力したいと思える環境作り。他者を思いやる気持ち養成したい)
③日常的な目標を設定し、目標達成に向けて努力をすること、目標を達成したときの達成感を経験させたい(サッカー以外の分野でも活かせる能力を養う)
阿部はなぜサッカースクールを開こうとしているのか。理由は単純明快。これまで自分が続けてきたサッカーを教えたい、プロ経験者すなわち「本物」に触れられる機会を子どもたちに設けてあげたいと思ったからである。
「自分自身、本物に触れる機会が少なかった。プロの本気を目の前で見た記憶がありません」
そうした自己体験があるからこそ、阿部は「本物」にこだわるのだ。「本物に触れること=教育的意義が高い」という阿部は、サッカースクールを開校するうえで3つの柱を考えている。
①その練習の意味・必要性を子どもたちに考えさせ、言語化して伝える(漫然と練習するのではなく、目的意識を持ったうえで行なうことの重要性を養う)
②個人のスキルレベルに差がある状況下で違和感のない指導(上手い子がそうでない子に率先して教える環境、上手くない子は上手い子を目指して努力したいと思える環境作り。他者を思いやる気持ち養成したい)
③日常的な目標を設定し、目標達成に向けて努力をすること、目標を達成したときの達成感を経験させたい(サッカー以外の分野でも活かせる能力を養う)
筑波大筑波大学蹴球部時代のチームメイト(2名のコーチと弁護士は体育の教員免許を取得)とともに立ち上げたこのプロジェクトでは、サッカーを教える以外、将来的に様々な分野で活躍できる能力やメンタリティーを身に付けさせる、スクールの規模を拡大してセカンドキャリアのサポートをするといったテーマにも取り組む予定だ。
そこで肝となるのが「デサロヨメソッド」(=元Jリーガー×指導者×弁護士=スポーツ×教育)というものだ。少しかみ砕いて言えば、スポーツと教育をこれまでにない方法で融合させることで、サッカーだけではなく、将来様々な分野で活躍できるための能力、メンタリティを養成するというのがプルミエサッカースクールの指導法になる。ちなみに、「デサロヨ」とはスペイン語で「開発」を意味する。
Jリーガー育成、さらに人間育成にもチャレンジするプルミエサッカースクール。「将来的には現役Jリーガーとの交流、オリンピアン(オリンピック経験者)の講演等もできれば」と語る阿部の"セカンドキャリア"が成功するのか、非常に楽しみだ。プルミエサッカースクール(お台場)は今年の6月17日に開校予定である。
取材・文:白鳥和洋(サッカーダイジェスト編集部)
そこで肝となるのが「デサロヨメソッド」(=元Jリーガー×指導者×弁護士=スポーツ×教育)というものだ。少しかみ砕いて言えば、スポーツと教育をこれまでにない方法で融合させることで、サッカーだけではなく、将来様々な分野で活躍できるための能力、メンタリティを養成するというのがプルミエサッカースクールの指導法になる。ちなみに、「デサロヨ」とはスペイン語で「開発」を意味する。
Jリーガー育成、さらに人間育成にもチャレンジするプルミエサッカースクール。「将来的には現役Jリーガーとの交流、オリンピアン(オリンピック経験者)の講演等もできれば」と語る阿部の"セカンドキャリア"が成功するのか、非常に楽しみだ。プルミエサッカースクール(お台場)は今年の6月17日に開校予定である。
取材・文:白鳥和洋(サッカーダイジェスト編集部)