ベティスの新監督に前エスパニョール指揮官が就任!乾貴士の去就に影響は?

2019年06月07日 サッカーダイジェストWeb編集部

エスパニョールをEL出場に導く

現在49歳のルビ。リーガでも注目を集める指揮官のひとりだ。(C)Getty Images

 ベティスは6月6日(現地時間)、退任を発表していたキケ・セティエン監督の後任として、今シーズンにエスパニョールで指揮を執ったルビが就任することを発表した。契約期間は2022年までの3年間となっている。

 昨シーズンにウエスカを初の1部昇格に導いた実績を買われて、エスパニョールに引き抜かれたルビは、新天地で見事な手腕を発揮。補強資金が限られ、下馬評の低かったチームを一時はラ・リーガで2位にまで押し上げた。

 層が厚くないこともあり、疲れの見え始めたシーズン中盤に大失速したものの、最後は持ち直して7位に滑り込み、ヨーロッパリーグの出場権獲得に導いている。

 2013-14シーズンに、ティト・ビラノバ監督の下でバルセロナのアシスタントコーチを務めた経歴からも分かるように、志向するのは攻撃的なパスサッカー。基本的には前任のキケ・セティエンの継続路線となるが、エスパニョールでは持ち駒の特性を活かして縦に速い攻撃を織り交ぜるなど戦術的な柔軟性もある。システムは4-3-3をベースに、4-4-2も採用していた。
 
 気になるのは、この監督人事に伴う乾貴士の去就への影響だ。昨年1月に出番を求めてアラベスにローン移籍をした日本代表MFは、いったんベティスにレンタルバックされる。残留するのか、新天地を選ぶのか、その決断には新指揮官の意向も大きく影響するはずだ。

 乾が得意とするサイドアタッカーでプレーでき、エスパニョール時代にオスカル・メレンドという小柄な技巧派アタッカーを重用していた点から考えても、戦術的"相性"は悪くないだろう。

 奇しくも、ルビが率いていたエスパニョールからの関心が報じられている乾。その動向が注目が集まる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 

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