久保建英はなぜベンチ外だった? 森保監督が「色んなプレッシャーが…」と理由を説明

2019年06月05日 白鳥大知(ワールドサッカーダイジェスト)

才能を認めながらもプレッシャーを気にかけた指揮官。

トリニダード・トバゴはスタンド観戦だった久保建英。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

【キリンチャレンジカップ/日本代表0―0トリニダード・トバゴ代表/2019年6月5日/豊田スタジアム】

 FC東京で攻撃を牽引する活躍を見せ、6月シリーズで日本代表に初招集された18歳の久保建英。しかし、トリニダード・トバゴ戦ではベンチメンバーからも外れ、A代表デビューはお預けとなった。

 試合後の会見で森保一監督は、その久保についてこう語った。

「久保に対するメディアのみなさん、そしてサポーターのみなさんの期待はヒシヒシと感じています。私も普段のクラブでの活動、そして今回初めてA代表のトレーニングで見て、十分にA代表でも戦えると思っています。ピッチの上に立たせて、みなさんの期待に応えたい気持ちは私にもあります」
 
 それでもA代表デビューをお預けにした理由に関しては、こう説明した。

「ただ、まだ18歳になったばかりですし、今季は(FC東京で)チームを牽引するほど試合に出続け、さらにここにきて移籍報道と、色んなプレッシャーがかかっている。だから少し緊張を緩めてあげたいなと。A代表デビューはチーム次第で、彼がこのまま成長してくれれば十分にプレーできると感じています。だから、彼の成長とA代表の状況がマッチしてくれればと。久保だけではなく、選手たちは日本の宝です。その宝をどう成長させていくか。ベストの道を探っていきたいです」

 次の試合は6月9日のエルサルバドル戦(宮城/ひとめぼれスタジアム宮城)で、招集メンバー入りしているコパ・アメリカ2019を前にしたラストマッチ。はたして久保は初キャップを刻めるのか。注目が集まる。

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取材・文:白鳥大知(ワールドサッカーダイジェスト編集部)
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