「STVVはトミヤスの“後釜”を確保」 ベルギー紙が冨安健洋の移籍は既定路線と報じる

2019年06月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

ステップアップ移籍が実現するか

森保ジャパンではレギュラー格の冨安。20歳のDFがステップアップ移籍を果たすのか。 写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

 日本企業『DMM.com』がオーナーを務めるベルギー1部のシント=トロイデン(STVV)は、早くも新シーズンを見据えた補強に動いているようだ。ベルギー紙『Het Belang van Limburg』など複数のメディアが報じている。

 まず獲得に乗り出したのが、フランス2部のナンシーでプレーするセネガル人DFモドゥ・ディアネだ。

 すでにクラブ間の取引締結まで秒読み段階だという。移籍金は80万ユーロ(約1億400万円)とされ、「クラブにとって決して安くない金額だが、必要な補強」と綴り、ディアネが冨安健洋と同じ長身(188センチ)で、同じCBであることから、「トミヤスの"後釜"を確保するための補強と考えて間違いない」との見解を示した。

 これまで、冨安にはセリエAのウディネーゼやベルギーの名門アンデルレヒトなど、複数のクラブが興味を持っていると報じられている。

 今冬には大迫勇也が所属するブンデスリーガのブレーメンから600万ユーロ(約7億8000万円)のオファーがあったと報じられたが、STVV側がこれを拒否。フロントが「1000万ユーロ(約13億円)でも安いくらいだ」と発言するなど、売却に強気な姿勢を示している。

 6月に行なわれるキリンチャレンジカップおよびコパ・アメリカ2019を戦う日本代表では、レギュラー格としてプレーするなど充実の一途を辿る冨安。クラブ側の動きから判断すると、新天地でプレーする可能性が高まってきたと言えそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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