ポグバがディバラとの電撃トレードで再びユーベに? 復帰打診に「具体的な受け入れ姿勢」と報道

2019年06月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

ユナイテッドが簡単に手放すとは考えにくいが…

ディバラ(右)を含めたオファーを提示してポグバ(左)の引き抜きを狙うユーベ。その交渉にユナイテッドは応じるのだろうか。 (C) Getty Images

 マッシミリアーノ・アッレーグリ監督が退任したユベントスは、チェルシーを率いるマウリツィオ・サッリ監督の招聘が有力視されているが、いまだ決定には至っていない。しかし、その裏でクラブは来シーズンを見据えて戦力の拡充には乗り出している。

 現地時間6月3日、イタリア衛星放送『Sky Sport』は、ユーベがポール・ポグバの復帰を目指し、ファビオ・パラティチSDがマンチェスター・ユナイテッドに獲得を「打診した」と報じている。

 ジョゼ・モウリーニョ前監督との確執や精彩を欠いたパフォーマンスなど、シーズンを通じて批判を浴びてきたポグバは、この夏のユナイテッド退団が取りざたされている。なかでも、母国フランスの偉大なるレジェンドであるジネディーヌ・ジダンが率いるレアル・マドリーへの移籍報道は枚挙に暇がない。

 一方、中盤強化を目指すユーベは、ラツィオのセルゲイ・ミリンコビッチ=サビッチへの関心も噂されている。だが、『Sky Sport』によると、ユーベのオファーが6000万ユーロ(約78億円)なのに対し、ラツィオの要求額が9000万ユーロ(約117億円)と、かなりの開きがある状態だ。
 
 そこで、ユーベはポグバ復帰という案にも動いているのだという。『Sky Sport』によれば、ポグバは約3年ぶりの復帰に向けて「具体的」な受け入れ姿勢を見せているそうだ。これを受け、ユーベもユナイテッドとの交渉を本格的に乗り出すとみられている。

 もちろん、2016年の夏にユナイテッドが容易に手放すはずはない。『Sky Sport』は、要求額が1億ユーロ(約130億円)を超えると報じている。ただ、同メディアは、ユーベがアルゼンチン代表FWパウロ・ディバラのトレードなどをオファーに織り込むことで、値が下がる可能性はあるとも伝えた。

 言わずもがな、ポグバはユナイテッドのユースを経て、2012年にフリーでユベントスに移籍し、イタリア王者で飛躍を遂げてから、2016年に当時の世界最高額1億500万ユーロ(約126億円)+ボーナス500万ユーロ(6億円)でユナイテッドに復帰した経緯がある。仮に移籍が実現すれば、完全に醜態をさらすことになるため、交渉がスムーズに進むかは未知数なところではある。

 はたして、ポグバは再びマンチェスターからトリノに向かうのか。今後の進展が注目される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事