【U-20W杯】いいぞ、日本!上昇気流のなか、イタリア戦で避けたい落とし穴

2019年05月29日 志水麗鑑(サッカーダイジェスト)

チームの雰囲気は良いが、決勝トーナメントを見据えると…

齊藤未月はイエローカードを1枚もらってしまっている。(C)Getty Images

 ワールドカップという大舞台で、U-20日本代表の調子が上がってきた。

 初戦のエクアドル戦では前半こそ上手くいかず0-1とリードを許したが、後半になると復調して同点に追いついた。続くメキシコ戦ではエクアドル戦の前半の反省を活かし、3-0で快勝。「勝っているので気分は良いですよ」と影山雅永監督が言う通り、チームの雰囲気も良い状態で第3戦のイタリア戦を迎える。

1位/イタリア 勝点6/2勝0分0敗(3得点・1失点)
2位/日本 勝点4/1勝1分0敗(4得点・1失点)
3位/エクアドル 勝点1/0勝1分1敗(1得点・2失点)
4位/メキシコ 勝点0/0勝0分2敗(1得点・5失点)
 
 第2戦を終えた順位は上記の通りで、3位以内を確定させた。今大会のレギュレーションでは、各グループ上位2チームと3位6チーム中の上位4チームが決勝トーナメントへ進出できるため、グループステージ突破の可能性は高いと見ていいだろう。
 
 そうして迎えるイタリア戦では、決勝トーナメントも見据えると、できれば避けたい落とし穴がある。それは累積警告。2試合を終えてイエローカードをもらっている選手は、齊藤未月、宮代大聖、菅原由勢、伊藤洋輝、山田康太の5名だ。
 
 もちろん、仮に誰かが次戦を出場停止になったとしても、控えの選手はいるし、総力戦で臨みたい。ただ、キャプテンの齊藤は中盤の守備を安定させ、チームの精神的支柱としても欠かせない存在。またチーム最多の2ゴールを決めている宮代に関しても、得点源、さらに最前線の基準点としても欠場となれば苦しくなる。
 
 イタリア戦は真っ向勝負で戦って勝利したい。だが、同時に警告なしでゲームを終えられれば、理想的だろう。
 
取材・文●志水麗鑑(サッカーダイジェスト編集部)
 
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