3強から選出したのは4人のみ!ベテラン、いぶし銀、元天才と多士済々【編集部が厳選したラ・リーガのベスト11】

2019年05月28日 サッカーダイジェストWeb編集部

最終ラインはバルサから2人を

編集部が厳選した「18-19ラ・リーガのベストイレブン」。 (C)SOCCER DIGEST

 トップを独走したバルセロナの連覇で幕を閉じた2018-19シーズンのラ・リーガ。その激動のシーズンを彩った名手の中から、ベストイレブンを選出した。

 バルサから最多の3人を選んだ一方、振るわなかったマドリードの両雄からは1人のみ。ベテラン、いぶし銀、そしてかつて天才と呼ばれたMFなど、多士済々の面々をセクション別に紹介する。

※「今シーズン成績」はラ・リーガのもの。

―――◆―――◆―――

【GK】
ヤン・オブラク(アトレティコ・マドリー)
【2018-19シーズン成績】
37試合・27失点(20クリーンシート)


 GKはオブラクで異論はないだろう。クリーンシートはリーグ最多の20で、最少失点率の守護神に贈られるサモーラ賞に4シーズン連続で輝いた。ゴディンが衰えを隠せず、怪我人が続出してこれまでのように「鉄壁」とは言えなかったアトレティコの守備陣が、リーグ最少失点(29)を達成できたのは、この名手のスーパーセーブがあったからだ。
 
【DF】
ヘスス・ナバス(セビージャ)
【2018-19シーズン成績】
32試合・1得点・5アシスト

ジェネ(ヘタフェ)
【2018-19シーズン成績】
34試合・0得点・0アシスト

ジェラール・ピケ(バルセロナ)
【2018-19シーズン成績】
35試合・4得点・2アシスト

ジョルディ・アルバ(バルセロナ)
【2018-19シーズン成績】
36試合・2得点・8アシスト


 最終ラインは、右からJ・ナバス、ジェネ、ピケ、ジョルディを選出した。

 持ち味の大胆なオーバーラップから、メッシとの高度なコンビネーションで左サイドを攻略したジョルディと、序盤はミスが散見されたものの、尻上がりに調子を上げ、抜群の安定感を披露したピケの"バルサコンビ"は文句なしのベストイレブン入り。そのピケの相棒には、ヘタフェの堅守を支えたジェネを選んだ。バルサのラングレ、エスパニョールのエルモソ、アラベスのマリパンなども捨て難かったが、アグレッシブな守備が光ったトーゴ代表CBに軍配を上げた。

 3-5-2を操るパブロ・マチン前監督の下で本格的に右ウイングバックにコンバートされたJ・ナバスは、33歳という年齢を感じさせない走力と精度の高いクロスを駆使して、次々にチャンスを構築。その活躍が認められ、今年の3月には約5年ぶりのスペイン代表復帰を果たしている。
 

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