“伝説の野人”が浦和に帰ってきた!岡野雅行氏がサッカークリニックで“野人流”を伝授

2019年05月27日 多田哲平(サッカーダイジェスト)

軽妙なトークスキルも炸裂

酒蔵「力」で開催されたトーク&サインパーティー。岡野氏は軽快なトークで爆笑を取っていた。(C)浦和フットボール通信

 岡野雅行氏が5月25日、「GRANDE FUTSAL PARK武蔵浦和」にてフットサルイベントに参加。このイベントは、埼玉や東京で店舗を展開し、浦和サポーターの"社交場"として知られる『酒蔵・力(りき)』の50周年を記念したもので、『サッカードットコム株式会社』と『GRANDE FOOTBALL PRODUCTS』とのコラボで開催された。
 
 記念すべき1回目で登場したのが、現在はガイナーレ鳥取の代表取締役GMを務める岡野氏だった。現役時代は長髪をなびかせながら、自慢の快足を飛ばしてゴールを目指す野性味溢れるプレーで『野人』の異名をとった岡野氏は、日本代表でも活躍した浦和のレジェンドプレーヤーのひとりだ。
 
 日本代表を初のワールドカップ出場に導く決勝点を奪った1997年のイラン戦、『ジョホールバルの歓喜』はあまりに有名だ。
 
 そんな伝説の名手が参加したイベントでまず行なわれたのが、サッカークリニック。子どもから大人まで、性別問わず様々な参加者に"野人流"を伝授した。さらにクリニックの最中には、かつて岡野氏とともに赤いユニホームを着て戦ったウーベ・バイン氏と土橋正樹氏が来場。サプライズゲストの登場に会場はますます熱気を帯び、ゲームも大盛り上がりだった。
 

 サッカークリニック後には『酒蔵・力』にてトーク&サインパーティーが開かれ、岡野氏はジョッキを片手にファン・サポーターと親交を深めた。質問コーナーでは、岡野氏の軽妙なトークスキルが炸裂。浦和の選手時代の裏話や代表チームでの秘話などが次々に語られ、会場は爆笑の渦に巻き込まれた。
 
 こうした、ピッチ内外でOB選手とファン・サポーターが交流できるイベントはいかにも、サッカーの街・浦和らしい。岡野氏も「やっぱり浦和は良いですね」と満面の笑みで振り返っていた。
 
 イベントの最後には、2回目のゲストが粋な形で発表される。なんと岡野氏自らが次回のゲストに直接電話をかけるというものだ。電話がつながった先は、福永泰氏。1995年から2001年まで浦和に在籍し、クラブ史では日本人で初めて10番を背負ったテクニシャンだ。
 
 岡野氏の「次回、来てくれるかな?」という問いかけに、福永氏が「いいとも!!」と答える"笑っていいとも方式"で、次回のゲストが発表され、会場は再びヒートアップしていた。第2回目も盛況となりそうだ。
 
取材・文●多田哲平(サッカーダイジェスト編集部)
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