元日本代表の長谷部誠が５月26日、J１の13節の浦和レッズ対サンフレッチェ広島に来場。浦和とブンデスリーガの共同企画として、浦和アカデミーの選手とのトークセッションを行ない、試合前にはかつて浦和に在籍したウーベ・バイン氏とともにピッチ内に現われ、サポーターに向けて挨拶をした。
 
　2002年に高校卒業と同時に浦和に加入した長谷部は、その後07年シーズンまで６年間、在籍。トップ下やボランチでリーグ優勝やACL制覇に貢献した。
 
　08年にドイツに渡ってから、公式的に浦和のサポーターの前に出て話すのは、約11年ぶり。感慨深げに以下のように話した。
 

「僕が浦和レッズを出る時に挨拶をできずに出て行ってしまったので、こうやって話をさせていただくのは十何年ぶりになってしまいます。今日はリーグ戦のすごく大事な試合で、みなさんも準備をしていて、選手に対して素晴らしいサポートをしてくださると思います。ウーベさんと僕も今日の浦和の勝利を全力でサポートするので、ともに今日は勝ちましょう」
 
　リーグでは３連敗中と調子を落としている浦和は、全盛期を支えたレジェンドが見守るなか、勝利できるか。期待はいっそう高まっている。
 
取材・文●多田哲平（サッカーダイジェスト編集部）