【J1展望】浦和×広島|直近のACLで快勝の両者。ともに連敗脱出へのきっかけは掴めたか

2019年05月25日 サッカーダイジェストWeb編集部

浦和――ACL北京戦は今季一番の内容

故障者/浦和=橋岡 広島=青山
出場停止/浦和=なし 広島=なし

J1リーグ13
浦和レッズ サンフレッチェ広島
5月26日(日)/14:00/埼玉スタジアム
 
浦和レッズ
今季成績(12節終了時):10位 勝点17 5勝2分5敗 10得点・13失点
 
【最新チーム事情】
●3—0で快勝したACL北京戦は今後の指針になり得る。
●北京戦で負傷退場した柏木は欠場が濃厚。
●広島の左サイド柏好文をどう抑えるかが鍵。
 
【担当記者の視点】
 アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の最終戦、突破の掛かる北京国安戦に3—0で完勝して中4日、最終ラインの設定やコンパクトさといった守備面での共通理解と、そこからのボール奪取を効果的な攻撃につなげるという点で、今季一番の内容と言えた。そうした意味でも、青木拓矢が「これくらい走って戦うのがベース」と話したように、ひとつの基準になり得るゲームになった。
 
 一方で、その試合で開始直後に負傷して交代となった柏木は欠場が濃厚。最終ラインも復帰明けで出場だったマウリシオは、この広島戦をパスする可能性がある。
 
 ゲームのポイントのひとつは、浦和の右サイドであり広島の左サイド。オズワルド・オリヴェイラ監督は「いつおどおり、相手のストロングポイントを消す」と、対策があることを示唆。広島の攻撃は右で作って左に飛ばす傾向が顕著だけに、対面する森脇は「抑えられるかどうかでゲームの行方が変わる」と話す。また、鈴木は「彼らは攻め残るようなことをしないので、自分たちがゲームを握ってゴールから遠ざけることもひとつ」と、その対策を話した。
 

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