【鹿島】1点目と2点目で異なるゴールパフォ。伊藤翔が明かすその真意とは?

2019年05月22日 広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)

やることがなかったんでしょうね、もう(笑)

途中出場からわずか7分間で電光石火の2ゴール。2点目を決めた後、伊藤はピッチに寝転んで喜びを表現した。写真:滝川敏之

[ACL第6節]鹿島2-1山東魯能/5月22日/カシマ
 
 圧巻の決定力、勝負強さだった。
 
 この日、ベンチスタートだった伊藤翔は、1点ビハインドで迎えた63分に途中出場する。その5分後には、CKの流れからこぼれ球を押し込んで試合を振り出しに戻すと、さらにその2分後には、レオ・シルバのお膳立てから右足アウトサイドで巧みに流し込んだ。
 
 圧巻の2ゴール。これぞ点取り屋という仕事を全うした。
 
 1点目のあとは、いつものジャンプしながらのガッツポーズを力強く決めた。2点目は、ピッチに寝転んで喜びを表現。異なるゴールパフォーマンスにはどんな狙いがあったのか。
 
「1点目から2点目の間、時間が全然空いてなかったじゃないですか。だから……やることがなかったんでしょうね、もう(笑)。やることがないなって思って、とりあえず滑り込んでおこう、みたいな(笑)。そんな感じです」
 
 電光石火の2ゴールで鮮やかな逆転勝利とラウンド16進出を手繰り寄せた。「まあ、なんにせよ、チームが勝てたのが一番良かった」と、殊勲のヒーローは安堵の表情を見せた。

 
取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)
 
 
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