【U-20日本代表】サプライズを起こすキーマンは“キャラが濃い”ジョーカーか

2019年05月23日 志水麗鑑(サッカーダイジェスト)

コロンビア戦のメンバーが軸となるか。

U-20日本代表の序列予測。コロンビア戦のメンバーが軸になるか。(C)SOCCER DIGEST

 5月23日からポーランドで開催されるU-20ワールドカップに、U-20日本代表が挑む。今大会のメンバーには、A代表招集が見込まれる久保建英(FC東京)、安部裕葵(鹿島)、大迫敬介(広島)、負傷によって本大会に間に合わなかった橋岡大樹(浦和)、谷晃生(G大阪)、滝裕太(清水)など、多くの主力が不在だ。
 
 約2年に渡ってチームを作ってきた影山雅永監督にとっては痛手で、さらに13日に行なわれた流通経済大とのトレーニングマッチでは、その前日・前々日のJリーグに出場した選手をコンディション調整のために出場メンバーから外した。つまり、主力を呼べなかった本大会のメンバーで、まだ"本気"の試合をできていなかったのだ。
 
 そんななか、数日間のトレーニングを経て、17日にU-20コロンビア代表との親善試合を実施。スタメンは以下の通りだった。
 
GK=若原智哉(京都)
DF=菅原由勢(名古屋)、瀬古歩夢(C大阪)、小林友希(神戸)、東俊希(広島)
MF=藤本寛也(東京V)、伊藤洋輝(名古屋)、齊藤未月(湘南)、斉藤光毅(横浜FC)
FW=宮代大聖(川崎)、田川亨介(FC東京)

 影山ジャパンの常連組で、アジア予選も戦ったこの11人がいわゆる主力と見ていいだろう。コロンビア戦は、7分に齊藤未月のゴールで先制し、25分には伊藤と郷家友太を代えて、1-0のリードで折り返した。しかし、大幅にメンバーを入れ替えた後半は、46分に失点して同点にされ、終了間際の後半アディショナルタイムには逆転弾を許して敗れている。
 
 コロンビア戦の前半を1-0で上回ったメンバーが、影山監督のファーストチョイスである可能性は高い。たしかに、劣勢が予想される世界大会では慣れ親しんだメンバーで構成したほうが組織的に戦えるだろう。ただ、他にも勢いのある選手が揃っているのが、このチームの強みだ。

次ページ流れを変えることができるサブは揃っている。

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