マンU、トッテナム、そしてウルブス――ベイルは何処へ? 英『BBC』が気になる移籍先候補と可能性を紹介

2019年05月22日 サッカーダイジェストWeb編集部

サンチェスの存在がネックに?

今シーズンは不遇をかこったベイル。心機一転、マドリードを離れるのか? (C) Getty Images

 今夏の移籍市場において、動向が注目を集めているのがガレス・ベイルだ。

 レアル・マドリー在籍6年目を迎えた今シーズンは、ユベントスに移籍したクリスチアーノ・ロナウドにとって代わるエースとして期待されたものの、故障癖にも悩まされ、低調なパフォーマンスに終始。ラ・リーガでは29試合で8ゴールしか決められなかった。

 2度の監督交代や4連覇の懸かったチャンピオンズ・リーグでの早期敗退など、不振続きだった今シーズンのマドリーの、いわば戦犯となってしまった感がある。

 そのベイルは今シーズン限りでマドリーを追われると見られている。19日に開催されたラ・リーガ最終節のベティス戦後に「僕はここに残る」と明言したものの、全国紙『Marca』をはじめとするスペイン・メディアは、ジネディーヌ・ジダン監督から事実上の戦力外通告を受けたと報じており、今夏の退団は避けられないとの見方が専らだ。

 そんなウェールズ代表FWの去就に関して、英公共放送『BBC』がまとめている。
 
 最終節でベイルをベンチに置いたまま出番を与えなかったジダンの起用法を「フランス人監督の強硬策はベイルのマドリーでの未来を暗示するものだった」とした『BBC』が、新天地の候補として挙げたのが、マンチェスター・ユナイテッドとトッテナム、そしてウォルバーハンプトン(ウルブス)だ。

 まず、ユナイテッド移籍について記した『BBC』は「可能性はあるが、問題がある」とし、次のように続けている。

「ユナイテッドはベイルに対して長年興味を抱き続けている。また、本人のなかでもお気に入りの一つだろう。ただ、ユナイテッドには、大枚を叩いたにもかかわらず、クラブに悲惨なものしかもたらしていないアレクシス・サンチェスがいる。ベイルはマドリーでまったく同じような状況に陥っていたため、スールシャールが求めるかは微妙だ。

 また、サンチェスとベイルが共存できるとは考えにくく、スールシャールも29歳のウェールズ人よりも若い選手の獲得に動くだろう。さらにユナイテッドがチャンピオンズ・リーグに出場しないこともネックだ」

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