天国か地獄か…ACL、運命のGS最終戦!浦和が決勝T進出を懸けて「10連勝中」中国最強の北京国安と大一番

2019年05月21日 塚越 始

スコアレスドローで突破決定も「引き分けを狙って試合に臨むことはない」と指揮官

浦和がグループステージ突破を懸けて北京中赫国安と対戦。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

[ACLグループステージ6節] 浦和 – 北京国安/2019年5月21日(火)19:00/埼スタ
 
 勝てば決勝トーナメント進出、負ければグループステージ敗退――まさに天国か地獄か、の大一番。浦和がアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)、グループステージ最終節で北京国安とのホームゲームに臨む。


 グループGの状況を整理しよう。
 
 5節終了時点で、1位の全北現代モータース(Kリーグ)は4勝1敗の勝点12で1位突破を決めている。2位の浦和、3位の北京国安は2勝1分2敗の勝点7で並ぶ。得失点差は、浦和が6得点・4失点で+2、北京国安が6得点・5失点で+1。最終節を終えて勝点が並んだ場合、当該チーム同士の成績が優先される。続いて、得失点差、得点数となる。
 
 北京での2節は浦和がシュート0本(ACL発表)に抑え込まれながら0-0に持ち込んだ。浦和のグループステージ突破の条件は「スコアレスドロー」か「勝利」。1点以上で引き分けた場合、浦和の敗退、北京国安の決勝トーナメント進出となる。
 
 北京国安は現在中国リーグ、10戦全勝で首位である。
 
 オズワルド・オリヴェイラ監督は「引き分けを狙って試合に臨むことはない。いいプレーのみならず『闘い』の部分も必要。北京国安の強度は非常に高い。勝利のためベストを尽くす」と強調した。
 
 また、興梠慎三は「(北京国安は)後方からパスをしっかり回して打開するチームなので、前からプレスをかけて奪うのが理想。ただ相手の前線に3人の外国籍選手がいて、いずれもひとりで打開できる。その3人がボールを持った時、素早くプレスをかける必要がある。何よりハードワークが必要になる」と、状況に応じて、プレッシングとリトリートを使い分ける重要性を強調した。
 
 そして興梠は「明日の試合は、負けが絶対に許されない。一人ひとりがハードワークして気持ちを前面に出して戦わないといけない。何より球際で絶対に負けてはいけない。明日は必ず勝ちます」と、球際の勝負の重要性を説いた。
 

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