最終節で決着!! CL出場権&残留争いが大混戦のイタリア・セリエA、勝ち抜けの条件を整理すると…

2019年05月20日 サッカーダイジェストWeb編集部

アタランタ、インテルは勝利すれば問題なく決まるが…

最終節にCL出場権を懸けて臨む4チームの指揮官たち。(左から)アタランタのガスペリーニ、インテルのスパレッティ、ミランのガットゥーゾ、ローマのラニエリ。 (C) Getty Images

 最終節を残すのみとなったイタリア・セリエAでは、4位以内に与えられるチャンピオンズ・リーグ(CL)出場権争いが混沌としている。優勝したユベントスと2位ナポリの出場権が確定しており、残る2枠は、3位アタランタ(勝点66)、4位インテル(同66)、5位ミラン(同65)、6位ローマ(同63)の4チームに絞られた。

 イタリア・メディア『Sport Mediaset』は、厳しい状況のローマを除く3チームに絞ってアンケートを実施。3万3000人を超すユーザーのうち、47%がアタランタ、28%がインテル、25%がミランを支持しており、現在の順位のままとの予想が多いようだ。

 最終節は、アタランタがホームでサッスオーロと対戦(ただしスタジアム改修のため、開催地はサッスオーロの本拠地マペイ・スタジアム)。インテルは残留争いをしているエンポリをホームに迎え、ミランは敵地でスパルと対戦する。そして、ローマはホームでパルマと戦う。

 各チームはどの条件でCL出場権を手にできるのか? イタリア・メディア『Sport Mediaset』が整理している。

 まず、アタランタとインテルは、勝利すれば無条件でCL出場が決まる。ミランは、勝利か引き分けの場合、他チームの結果次第でミッションを果たせる。ローマは勝利が絶対条件で、もちろん他会場の結果に左右される。

 複雑になるのは、アタランタとインテルが勝利しなかった場合だ。以下のような様々なケースが考えられる。

 セリエAでは、勝点が並んだ場合、当該チーム同士の勝点→当該チーム同士の得失点差→総得失点差→総得点→抽選の順で最終順位が確定する。

 そのため、以下のパターンに分岐する。

●4チームすべてが勝点66で並ぶ→インテルとミラン
●アタランタ、インテル、ミランが勝点で並ぶ→アタランタとインテル
●アタランタ、インテル、ローマが勝点で並ぶ→アタランタとローマ
●インテルが3位となり、アタランタ、ミラン、ローマが勝点で並ぶ→ミラン
●アタランタが3位となり、インテル、ミラン、ローマが勝点で並ぶ→インテル
●ミランが3位となり、アタランタ、インテル、ローマが勝点で並ぶ→アタランタ
●アタランタかミランが3位となり、インテルとローマが勝点で並ぶ→総得失点差次第(現状インテルが+6)
●アタランタが3位となり、インテルとミランが勝点で並ぶ→インテル
●インテルが3位となり、アタランタとローマが勝点で並ぶ→総得失点差次第(現状アタランタが+12)
●ミランが3位となり、アタランタとインテルが勝点で並ぶ→アタランタ
●インテルが3位となり、アタランタとミランが勝点で並ぶ→ミラン
 

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