グリエーズマンは1年越しでバルサへ移籍!? “親友”たちの相次ぐ退団を受けて本人に迷いが…

2019年05月14日 サッカーダイジェストWeb編集部

スアレス、メッシとの最強3トップは生まれるか?

在籍5年で数多くのタイトルをアトレティコにもたらしてきたグリエーズマンは、そのライバルであるバルセロナへと移籍するのか? 去就が注目を集めている。 (C) Getty Images

 アトレティコ・マドリーのエース、アントワーヌ・グリエーズマンは、今夏も忙しないオフを過ごすことになりそうだ。

 現地時間5月13日、スペインのラジオ局『Cadena SER』によれば、バルセロナがグリエーズマン獲得に動き出していると報じた。

 昨夏、バルサ移籍で揺れ動いた末に、アトレティコとの契約を2023年6月までに延長したグリエーズマン。しかし、今シーズンにチームが無冠に終わったことに加え、ディエゴ・ゴディンやリュカ・エルナンデズといった"親友"たちの退団が相次ぎ、さらに近しい関係者たちから移籍を勧められ、再び心が揺れているという。

 アトレティコと契約を延長した際に2億ユーロ(約260億円)という高額な契約解除金が設定されたグリエーズマンだが、それも今年6月1日を過ぎれば、1億2000万ユーロ(約156億円)に値下げされる契約になっており、バルサはサミュエル・ウンティティとフィリッペ・コウチーニョの売却益で捻出する算段のようだ。
 
 今月12日に行なわれた会見で、アトレティコの指揮官ディエゴ・シメオネは、「彼は私のチームのリーダーで、ここに残ってくれることを信じている」としながらも、「私たちは彼の身体の中にはいないし、彼がどんな考えなのかを言うのは難しい」と、いまだ本人から明確な回答を得られていないことを明らかにしている。

『Cadena SER』によれば、チームの中心選手であるグリエーズマンを失いたくないアトレティコは、今週中にも本人と会談の場を持ち、真意を問いただしたうえで、慰留に努めるとされている。

 一方、来シーズンに向け、すでにアヤックスからオランダ代表の俊英MFフレンキー・デヨングを引き抜いているバルサ。1年越しの目標でもあるグリエーズマン獲得を成功させ、ルイス・スアレス、リオネル・メッシとの最強3トップを誕生させるのか。フランス代表FWの動向から目が離せない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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