「後ろの方がかなりまずい…」「もうジェルは使わない」“闘将”シメオネが毛髪に関する悩みを吐露

2019年05月12日 サッカーダイジェストWeb編集部

“イクメン”っぷりも垣間見せた名指揮官の悩み

ピッチ外での悩みを“先輩”に打ち明けたシメオネ。その問題は思ったよりも深刻なようだ。 (C) Getty Images

 サッカー界屈指の闘将は意外な悩みを抱えているようだ。

 その闘将とは、アトレティコ・マドリーのディエゴ・シメオネ監督である。現役時代にプレーした古巣を率いて8年目を迎えた49歳のアルゼンチン人指揮官は、堅守速攻をベースとした巧みな戦術とパッションを全面に押し出してのモチベートで、アトレティコを欧州でも指折りの強豪へと昇華させた。

 そんな名将も人並みの悩みを持っているようだ。現地時間5月11日にアメリカのスポーツ専門メディア『Fox Sports』のアルゼンチン版の番組に中継で出演した際に、毛髪に関する問題を吐露したのである。

 この話を掘り出したのは、元アルゼンチン代表DFで、1986年のメキシコ・ワールドカップ制覇や2度のコパ・アメリカ優勝(1991・1993)に貢献したオスカル・ルジェリだ。

 代表でともにプレーしたこともあるルジェリが、大胆にも「誰も聞かないようだから、いま私が質問しよう。その頭はどうしたんだ? 一体何をしているんだ?」と切り込むと、苦笑しながら、シメオネはこう切り返した。

「子どもの頃から、良いことも、悪いこともあなたたちに教えられた。そのせいか、頭の前方はとても良いんだが、後頭部があなたみたいになってしまったよ」
 
 これにルジェリが、「でも、試合を見ていると、うまく覆っていると思うよ」とすかさずフォローを入れると、シメオネはこう告白した。

「いや。そんなことはなくて、本当に後ろの方がまずいことになっているんだ。だから、本気で気をつけないといけないと思ってる。もうジェルを使うのはやめたよ。ジェルは良くないと聞いたんでね」

 さらにルジェリから私生活について聞かれたシメオネは、今年2月にパートナーであるカルラ・ペレジャさんとの間に生まれた愛娘バレンティーナの子守りの仕方を明かしたうえで、プロのサッカー選手や監督も超人ではないと語った。

「オムツの替え方が分かるか? もちろんだよ。この前はうちの赤ん坊の調子が悪くて、急に家に帰ったりした。普段は朝5時に哺乳瓶を持ってパートナーを助け、8時半に練習のためにもう一度起きて、11時半に選手たちに向けてスピーチする。それが私の生活だ。私たちが送る日々は、世界中のあらゆる人間と同じ。そして同じ感情を抱えている。私たちは誰かのパパであり、兄弟であり、子どもなんだ。それを分かってほしいね」

 日々、大きなプレッシャーと向き合っている闘将も、ピッチを離れれば、一人の人間らしい悩みを抱えているようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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