「なんとまだ17歳!」英紙が“世界のメッシ”特集で久保建英のポテンシャルに太鼓判!

2019年05月09日 サッカーダイジェストWeb編集部

「誰よりも大きな可能性を秘めている」

英紙が厳選した「世界のメッシ」24名で、17歳の久保は最年少。FC東京で日進月歩の進化を続けている。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

 稀代のスーパースターが涙に暮れた。
 
 火曜日に行なわれたチャンピオンズ・リーグ準決勝第2レグ、リバプール対バルセロナの一戦は前者が4-0でモノにし、第1レグの3点差を跳ねのけるミラクルな逆転劇を完遂した。バルサはひとつのアウェーゴールでも決めればあっさりと引導を渡せたが、前半に数多あった好機でフィニッシュ精度を欠いて万事休す。4年ぶりのビッグイヤー奪取は果たせなかった。
 
 この試合でも異彩を放ちながら、チームを勝利に導けなかったアルゼンチン代表FW、リオネル・メッシ。試合後は目を真っ赤に腫らして、悔しさを滲ませた。
 
 そんなタイミングで、英紙『The Sun』がユニークな特集を組んだ。「アンフィールド(リバプールの本拠地)で輝けなかったメッシだが、いまだ彼の存在を脅かす"ポスト・メッシ"は台頭してきていないのだ」と綴り、世界中の"メッシ"を探索。サッカーファンがよく耳にする「~のメッシ」「〇〇のメッシ」をごっそりかき集めたのだ。その数、実に24名!
 
「エジプトのメッシ」ことモハメド・サラー(リバプール)や「ドイツのメッシ」ことマルコ・マリン(レッドスター)などすでに実績を残した名手から、「イングランドのメッシ」ことパトリック・ロバーツ(ジローナ)、「ノルウェーのメッシ」ことマルティン・ウーデゴー(フィテッセ)、「メキシコのメッシ」ことディエゴ・ライネス(ベティス)らキラ星のヤングスター、さらにはなぜか「ミニ・メッシ」の異名をとるイングランド女子代表のフラン・カービーまで取り上げている。

 
「日本のメッシ」として紹介されているのはほかでもない、U-22日本代表の久保建英(FC東京)だ。同紙は「なんとまだ17歳! クボはその呼び名に相応しい活躍をするだけの、大きな可能性を秘めている。ここで紹介している誰よりもだ」と高い評価を与え、「なにせ日本に戻るまでは、バルセロナの下部組織で存在を際立たせていたわけだから」と続けた。そしてJリーグの最年少スコアラーで、今季のFC東京ですでにレギュラーを張っている現状を紹介している。
 
 同じJリーガーでは、北海道コンサドーレ札幌のチャナティップ・ソングラシンも登場。こちらは「タイ全土で絶大な人気を誇るドリブラー。父親はメッシではなくディエゴ・マラドーナをイメージして育てたようだが……」と記している。
 
 ほかにもスイスからジェルダン・シャキリ(リバプール)、イランからサルダール・アズムン(ゼニト)、韓国からイ・スンウ(エラス・ヴェローナ)といった面々が名を連ねている。

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