【EL速報】フランクフルトとチェルシーは1点ずつ奪い合うドロー! 長谷部誠はフル出場

2019年05月03日 サッカーダイジェストWeb編集部

長谷部はアンカーで奮闘、注目のアザールは後半から

後半はチェルシーの時間帯が続いたが、フランクフルトの守備陣も引きすぎずに立ち向かった。長谷部はカンテとも度々マッチアップ。 (C) REUTERS/AFLO

 現地時間4月11日、ヨーロッパリーグ(EL)の準決勝第1レグが開催され、長谷部誠擁するフランクフルトがホームにチェルシーを迎えた。試合は1-1で引き分けている。

 満員のサポーターで埋め尽くされたコメルツバンク=アレーナでの一戦。長谷部は、準々決勝ベンフィカ戦の第1レグと同様、3バックの中央ではなくひとつ前のアンカーで先発。前線は、ワントップにルカ・ヨビッチが入り、警告累積で出場できないアンテ・レビッチの代わりにミヤト・ガチノビッチ、左右ウイングバックはダニー・ダコスタ、フィリップ・コスティッチが務めた。

 一方のチェルシーは、エースのエデン・アザールをベンチに温存。リーグ戦の先発をベースに、前線にはELで10得点を記録しているオリビエ・ジルーが入った。

 試合は開始早々から攻守が目まぐるしく入れ替わる展開に。先に決定機を得たのはホームチームだった。チェルシーのDFアンドレアス・クリステンセンがセバスティアン・ロデを倒したプレーで獲得したFKからフェルナンデスがシュート。これは枠上に外れる。

 そして23分、中央でボールを受けたヨビッチがコスティッチとのコンビで崩し、左サイドからのクロスに絶妙なタイミングで合わせてゴールネットを揺らし、先制点をマークした。

 一方のチェルシーは、27分にペドロ・ロドリゲスに初めてのシュートを放つ。その後は有利にボールを保持して少しずつ前線へボールを進めていくが、どこかちぐはぐでフィニッシュになかなか持ち込めない。

 だが、明らかにギアを一段階上げたアウェーチームは少しずつフランクフルト陣内へ侵攻し、43分にルベン・ロフタス=チークが長谷部を振り切ってミドルシュートを放つ。これはわずかにオール左に切れる。そして45分、獲得した右CKからペドロが蹴り込み、アウェーゴールをゲット。スコアを1-1とする。

 後半開始直後の49分、ロデとジョルジーニョが頭部で接触し、ロデが青あざをつくり、ジョルジーニョが流血するというアクシデントを両チームを襲ったが、ともにプレーを再開。

 中盤での競り合いから少しずつチェルシーが攻勢を強めた58分、ゴール正面でFKを獲得し、キッカーはダビド・ルイス。ボールは上ポストに当たって跳ね返されたが、完全に流れはチェルシーに傾く。

 そして62分、ウィリアンに代えてアザールを投入。よりいっそう前がかりになるチェルシーに対し、耐えるフランクフルトは73分にフェルナンデスに代えてゴンサロ・パシエンシアを投入。ボランチをロデと長谷部に変え、前線を1枚増やす戦略に打って出た。

 81分、85分、87分と、その狙い通りにパシエンシアが絶好のチャンスを迎えたが、いずれもフィニッシュが枠外に外れ、ゴールネットを揺らすことができない。

 その後も両チームは好機を作るものの追加点を奪うことができず、1-1で試合は終了。フランクフルトはアウェーゴールは許し、かなりの時間帯で攻め込まれたが、それ以上の失点は許さなかった。

 決勝進出が決まる第2レグは、5月9日にチェルシーのホームで行われる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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